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うちのごはんと簡単レシピ

骨董市めぐりと食べ歩きが好きです。プロの料理もよいが、なんでもない家庭の味も、おいしいと思えるようになりました。

サハラ砂漠のトゥアレグ族テントで!

2010-05-10 19:15:56 | 私が見たリビア!
リビアの旅では、夕方にホテルを4WDにて出発、サハラ砂漠に居住する遊牧民トゥアレグ族のテントを

訪問して、お茶<シャィ>と砂漠のパンをごちそうになった後、えっちらおっちら砂丘を登り、サハラの夕陽を見に

行きました。


  お邪魔した砂漠のトゥアレグ族のテント

*リビアの伝統茶<ぶくぶく茶>

  二つのポットを使い、砂糖を入れたお茶を50~80センチの高さから、左右のポットへと注ぎ、
  それを5~10回繰り返すと、ビールのような泡がたっぷり浮かんだお茶が出来上がります。

  手馴れた人がこのお茶を入れる姿はなかなかの見ものです。


  右から左のポットへ


  左から右のポットへ



  ぶくぶく茶の出来上がり




*砂漠のパン

  テントの外の砂漠の砂を掘り、あらかじめ薪をくべて砂をかぶせて、中を温めておきます。

  粉をこねて丸く整形して、真ん中をコップでくりぬき、ドーナッツ状にします。

  テントの外に出て砂をかきわけ薪を外に取り出し、生のパンをくべて砂を上にかぶせて5分位したら、
  パンを裏返して砂をかぶせて3分位で焼きあがります。

  砂をはたいてちぎって食べさせてくれました。
  ほど良い塩味の付いた熱々のパンをほうばり、これとビールがあれば最高なのに~!
  リビアはアルコールが禁止です。













ほんの数分でおいしい砂漠パンの出来上がりです。
砂漠のパンは、リビアで食べた物の中で一番おいしかったかもしれません。

リビアの魚市場

2010-05-06 15:58:04 | 私が見たリビア!

 トリポリの朝の港

リビアを去る日の朝、ホテルを出発して2年前に建てられた、トリポリの魚市場を見学しました。

地中海でとれた魚の建物と、隣接の建物にはイカ・エビ・アンコウを専門に扱うところもありました。





 鮫はどのような料理になるのでしょう?


 ウツボ?のような長い魚もありました。






旅に出ると、市場やスークをのぞくのが大好きなので、もっと
ゆっくり散策したかった。

リビアのスーパー

2010-05-05 15:51:21 | 私が見たリビア!
リビアの首都トリポリで、旅の最終日にスーパーに立ち寄りました。

もっと時間をかけて見たかったのですが、飛行場に行く時間が迫っていました。

リビアの旅で頂いた、食事に出てきた食材が色どりも鮮やかに並んでいました。

旅行中に感じた、リビアのパンの美味しかったこと!!

ここで驚いたことに、なんとフランスパンが4本で、10円だそうです。

*フランスパン



*お野菜売り場


 トマトは中まで真っ赤でした。

*果物売り場


 バナナは見かけよりも美味しくて甘みが濃かったです。

*ナツメヤシの実


 お土産に買いました。
 今まで食べたイスラム圏の中で、リビアのが最高においしいと思いました。


 
 ナツメヤシの実は、干し柿に似た口当たりと甘さですが、栄養価が高く
 マグネシウムをはじめ、カリウム、鉄分、リン、ミネラルや食物繊維を
 多く含んでいます。

リビアとは

2010-04-24 15:08:25 | 私が見たリビア!

最高指導者「カダフィー大佐」の国リビアに行ってきました。

旅行会社<ユーラシア>の添乗員さんと現地のガイドさんから、聞いた話や実際見て

印象に残った話を書いてみます。


カダフィー大佐のキーホルダー

●緑の書



リビア全土の町で見かけるカダフィーの大きなポスターと、「40」の数字は

革命後40年の意味です。

自書「緑の書」は、この国ではコーランより重用され、カダフィーは自らを

キリストやモーゼに例えています。

国土は日本の約4.6倍、地中海に面してエジプトとチュニジアが国境を接しています。

リビアの国土の93%以上が砂漠で、海岸線のすぐそばまで砂漠が迫っています。

また砂漠の地下には、確認されているだけで世界第8位の原油埋蔵量が

眠っているといわれています。

また飲料水よりガソリンが安いと言われていて、車を買う時も国から援助が

あるとも聞きました。


リビアの教育制度は、6・3・3・4制と標準的ですが、体育の時間は

ありません。

ほとんどの地域で中・高一貫の教育がなされており、7割の生徒が大学進学を

果たしています。

学校・病院など石油収入により無料であるからかもしれません。

人々はみんなカダフィーが好きで、明るく生活を楽しんでいるように

見えます。


そんなリビアには5件の世界遺産があり、地中海沿岸に紀元前6世紀頃の

ギリシャ遺跡と2世紀末頃のローマ時代の巨大な遺跡があります。


 遺跡から見る地中海

ギリシャ遺跡のゼウス神殿



古代ローマ遺跡




また砂漠の地下には3万8000年ほど前の時期に貯められた巨大な地下湖

<化石水>が溜まっています。

カダフィー大佐は農業促進のため、この地下水をくみ上げて巨大なパイプラインに

よって、何千キロも先の地中海沿岸まで送るというすごい計画を実行中です。


 バスの中から撮りました。


 直径4m・長さ6.5mの給水管

ただし化石水には限りがあり、残存量のことも考えて海水淡水化事業も

考えられています。


●リビアを走る日本車小型トラック

  リビアの道路を長距離バスで移動して分かることは、地中海沿いのそばまで

  乾燥した「土漠」が広がっていることです。

  国土の93%が砂漠といわれるリビアでは、人間が住める場所は

  かぎられています。

  こんな土漠の中の道路をブンブン走っている車は、なんと!日本の

  小型トラックたちです。

  「MAZUDAの町」といわれているほど、MAZUDA車のフアンが

  いる町も通りました。

  TOYOTA、 MAZUDA、 NISSAN・・・・・など、私が

  知っている5~6社の社名の車を見ると日本人としてうれしくなって、

  ガンバって~!とエールを送りたくなります。

  
●でもこんな中国車もみかけます。

  「TOYOTA」 ではなく 「TAYOTA」?  


  スピードを出して走っている車の中からでは写真が撮れなかったので、この写真は

  今回参加した旅行会社の「ユーラシアの旅」に載っていた写真です。

●「TAYO-AUTO」?

●「MITUBISHI」 ではなく 「MITUBASHI」?

  も走っていました。

  笑えました!


閉鎖的だった時代は終わり、世界に向けて一歩を踏み出し始めたリビア。

観光でも地中海沿岸に外国系の豪華ホテルが建築中です。

どんな変わり方をするのでしょうか?