いのち・未来 うべ

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トモダチ作戦米軍兵士たちの提訴

2017年08月28日 | お知らせ

8月24日、トモダチ作戦に従事した米兵たちが東電を提訴したニュースが流れ、いのち・未来うべの金曜ウォークや脱原発の集まりで話題になりました。

以下にデータの整理をしておきます。(事務局 安藤)

 

NHKニュース

トモダチ作戦で被ばく 空母乗組員らが東電提訴

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170825/k10011110891000.html
一部コピー
東京電力の発表によりますと、東日本大震災のあとにアメリカ軍が行った被災地の支援活動「トモダチ作戦」に参加した当時の空母の乗組員など157人が、活動で被ばくしたとして今月18日、東京電力とアメリカ企業1社を相手取ってカリフォルニア州南部地区の連邦裁判所に提訴しました。

原告は、福島第一原子力発電所の設計や建設、保守管理が不適切だったために事故が起き、被ばくによって損害を受けたと主張し、治療費に充てるため、少なくとも50億ドル(日本円にしておよそ5500億円)の基金をつくることや、損害賠償を求めているということです。

アメリカ軍のトモダチ作戦の参加者などからは、5年前から、これまでにすでに239人が同じような訴訟を起こしていて、今回の原告は訴訟を併合することを求めているということです。東京電力は今回の提訴について、「訴状を正式に受け取っていないが、原告の主張や請求の内容を精査したうえで、適切に対処していく」と話しています。


この訴訟の注目点は、
1,米軍兵士の被ばくとその救済
2,事故当時の実際の被ばく状況と東電、政府、米軍の責任。
3,当時の福島県、福島県沖、東北全県と関東の東日本全域の放射能汚染の実態
そのもとで暮らしていた人々の被ばくの実態。それに対する政府、東電の責任
である。
全体像の中の米軍兵士たちの被ばくと救済が問われている。

裁判を日本で行うか、アメリカで行うかも争点になっている。
アメリカの裁判制度に<ディスカバリー>があるという。

毎日新聞、山田孝雄記者の指摘
https://mainichi.jp/articles/20161010/ddm/002/070/075000c
 
米国の民事訴訟には<ディスカバリー>という強制的証拠開示制度がある。自己都合で拒めない。拒めば法廷侮辱罪で投獄か、巨額の罰金だ。東電が日本での裁判を求めるのはそのためだと言われている。
 東電がディスカバー(発見)されたくない証拠とは何か。原発事故の原因、初動対応、大気中の放射線量測定値??に関し、従来の説明と違う資料が秘蔵されている可能性があるが、これは推測である。


東日本大震災と東京電力福島第一原発の事故。
その放射能汚染の実態解明と被ばくの全体像と影響は、日本ではまだ隠蔽されている。
すべてが明らかになっていない。
この子どもたちは、大丈夫なのか?!
 
huffingtonpost から
「トモダチ作戦で被ばく」米兵による東電訴訟の継続、連邦地裁が認める【東日本大震災】
2014年10月31日 15時16分 
http://www.huffingtonpost.jp/2014/10/31/sailors-suit-fukushima_n_6080078.html
http://www.huffingtonpost.jp/2014/10/31/sailors-suit-fukushima_n_6080078.html#gallery/772265/27


トモダチ作戦写真集から.jpg



あたかも、駒のように扱われて「トモダチ作戦」という美談に仕立てあげられた兵士たちの健康被害の実態が明らかになり、救済措置が正しくとられることを強く願う。
と同時に、だからこそ、同じ条件のもとで暮らし作業した暮らした福島の県民、子どもたちの被ばく実態の解明が急がれると思う。
 
 

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