「藤城清治 光と影のメルヘン展2018」を観に県立美術館へ行く。
藤城さんの作品はNHKの日曜美術館等で知っていました。
こびと達のメルヘンの作品世界は私には似合わないが、
風景作品は良い。もの凄く良い。
まず最初に、隅石で建っている戌亥櫓と宇土櫓、熊本城を描いた影絵作品が目に止まります。
写真で説明するとこんな感じですが、
影絵の作品は、不必要なモノが整理されて見事です。
一見の価値があります。
大判の「菊池白龍祭り」も迫力があります。博多の屋台や山笠も良かった。
200点近くの作品が観られます。
作品集の本も良いのですが、
やはり影絵ですから背後からLEDライトで照らされると立体感が増します。
様々な色のセロハンをカミソリで切り取って何枚も貼り合わせて、
微妙な色加減を造りだしています。
魚のウロコ、動物の毛並み、崩れた石垣の質感に見入ってしまいました。
遠出するよりも、美術館で2時間ゆっくり影絵を堪能するのもいいですよ。
月曜は休み、6月2日までです。