六畳の神殿

私の神さまは様々な姿をしています。他者の善意、自分の良心、自然、文化、季節、社会・・それらへの祈りの記。

絶滅危惧種アージー

2008年03月08日 | 自然関連
 ノネコなどの影響で絶滅危惧種となっているオキナワトゲネズミ(通称アージー)が30年ぶりに捕獲され、まだ生息していたことが確認されましたぁ!! というニュース。

 いやぁ、久々に嬉しい話題だ~

 どんな研究者が、どんな研究の過程でこの幸運に遭遇したんだろうか・・と思っていたら、さにあらず、初めからアージー狙いの調査だったのね・・ WWFの調査事業によるものデシタ。

 でも、本腰を入れてしっかり取り組めば、このくらいのことは調査出来るという証明になった事例と言えるでしょう。

 つまり、ニホンカワウソとか、他の絶滅危惧種について、いかに行政及びそれを支える一般住民が・・つまり日本人の大半が、ひとつひとつの生きものたちの存在に無関心かということでもある。

 「絶滅するのも自然の流れさ」と嘯いて、自らの行いを省みることが無い。

 日本人は自然にやさしい民族だと、何となくそういうイメージをもっている人が多い。
 でも、この無頓着無関心は、どうだ。自分達が依って立つ国土への、この危機感のなさ愛着のなさは、どうだ。

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違和感

2008年03月08日 | 自然関連
 ここ数日のテレビニュースで、アナウンサーが、調査捕鯨船「日新丸」が妨害行為を受けている相手を「環境保護団体シーシェパード」とくり返し言っているが、それを聞くたび違和感を覚える。
 彼らは明らかに「環境テロ団体」なんじゃないだろうか。
 シーシェパードは何か《環境を保護する活動》をやっているのか?自分達の意に沿わないことをやっている者たちへ、妨害活動を行うだけが目的の団体ではないのか?そういう者たちについては「自称・環境保護団体」と括弧付きで呼ぶべきでは?

 もし、これをお読みで、シーシェパード側にシンパシーをお持ちの方、ぜひ反論をコメントでお聞かせ下さい。
 
 ・・問題はねぇ、そういう団体を資金的にあるいは精神的に支持する人々が、欧米には、ある一定数居るってことだよねぇ。

 あんた達のご先祖たちが、たった100年くらい昔、鯨に対してどんな行為をしていたか、反省してからモノを言ってほしいわね。

 この憤懣に似ているものを、温室効果ガス排出に関連する途上国は感じてるのかもしれないな~・・なんてボンヤリ思ったりして。(アンタ達がやりたい放題やった後で、残りがあやういからヤメロとは勝手すぎるやろみたいな)

 私も、鯨は好きです。水族館では鯨類のところに立ち止まらずにはいられないし、ホエールウォッチングは是非一度行ってみたい。
 同時に、給食で鯨肉のオーロラ煮やら竜田揚げやらを食べて育った世代でもあります。給食に出てた鯨肉は硬くてあまり好きではなかったけれど、捕鯨基地港のある町で新鮮なブロック肉を食べた時の、あの美味しさは忘れられない。焼いて良し、カレーに入れて良し、安価だし、牛肉なんか要らないって思ったね。

 苛烈な捕鯨反対国が、日本向けの牛肉輸出大国であることも、念頭に置く必要があると思います。単なる愛護感情ゆえに政府レベルが声明を出すとは思えない。

 鯨肉食と、大規模な牛肉産業の、どちらが環境にやさしいか、自然を破壊するか。誰か比較検討とかシュミレーションとか、してくれないかな・・。

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