六畳の神殿

私の神さまは様々な姿をしています。他者の善意、自分の良心、自然、文化、季節、社会・・それらへの祈りの記。

スイッチ入る

2009年04月04日 | 日々のこと
 開花宣言からかなり時間がたって、ようやく近所の桜も満開になってきました。でも今年は木によって咲くタイミングがバラバラ。今日もまだ5分咲きにもなっていない木があったりする。気温も乱高下で、風邪も治ったりぶりかえしたりでスッキリせず。そんなこんなで、花を待ちわび愛でる気分がイマイチのらない。
 ・・しかしさすがに満開になってくると「日本人スイッチ」が入るね~(笑)何なんでしょうね~コレは 

 桜という樹のもつ魔力か。
 魔を宿らせてしまう過去から今に至る日本人の心の集合体が、あの妖艶な花闇なのか。

 日本の春は、単純じゃない。

 去年の花から今年の花に代わる間にあったさまざまな事を思い返すと、すごく長い時を経ての再会のような気が今年はする。
 去年の花が散った後、長野に行ったり渋谷をウロウロしたり、いろんなところでいっぱい祈った。自分にも、精神的にも肉体的にも辛いことがあったし、ダーリンと出会う遠因をつくってくれた恩師が若くして亡くなったりした。悲惨な事件や事故も、社会情勢も、いっぱいいっぱいあって、現在進行形でいろんな処理しなければならんサマツな懸案もてんこもりだし、掃除もしたいし、料理も手抜きになっちょるし、あ゛~も゛~い゛や゛~ってキブンになる私を見て花が笑ってる。
 ホッと気が抜ける。

 もーイヤと言えばね。(と話が変わる)

 まもなく休刊の「諸君!」5月号P90に、チベット人の共産党員のインタビューが載ってる。ざっとしか読んでないけど、チベット問題が解決しない根本のトコがさりげな~く書いてあって。この問題に心を寄せる人たちは、このポイントはくり返し心に止めておかなきゃいかんな~と改めて思ったですよ。
 何かと言うと。
 共産党政権の末端には「ダライ・ラマ一派が独立を目論んでいる!」という前提を『飯の種』にしている輩がいる、ということです。彼らにとっては、ダライ・ラマは独立しようと画策している人でなければ困る。「そいつらを取り締まってます!」と言っては中央から給料をもらっているのだから。消防士が、出動したくて放火するのと同じ構図です。
 だからチベット問題は解決しない。解決させたくない輩が内部にいるんだもの。
 ・・・だ~

 こんな腐った役人を末端に抱えては中央も苦労が絶えないでしょうに。それを手当てする余裕はない、もはや肥大化しすぎた大国。
 清浄な血が通わなくて壊死を始めた患部は思い切って切断した方が、本体の命を救えるのに。その手当てを検討することすらできない、弱りきったブヨブヨの国なんだな、あそこは。
 だから世界中が実は手を差しのべている。倒れ潰れて飛び散る腐液を、だれもかぶりたくはないからね・・うへぇ


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