六畳の神殿

私の神さまは様々な姿をしています。他者の善意、自分の良心、自然、文化、季節、社会・・それらへの祈りの記。

靖国参拝

2005年10月18日 | 日々のこと
 朝のニュースで、飛び込み原稿。「小泉さんが今日、靖国に行くそうです。」それだけの情報をリピート。詳しく分かり次第、続きをお伝えしますって、地震情報かや?

 昼のニュース。「今日にした意味は?」って真っ先に、さも何か(外交のかけひき含めて)あるように言うけど、まずは「今日は通常日じゃなくて、神社の秋の例大祭初日ですが」ってこと(問い合わせればすぐ分かるんだから)先に事実としてソレをコメントしてから、「しかして真意は?」みたいな文脈にするべきじゃないのかなぁ?
 何か、マスコミが待ってましたと騒いで事を荒立てて、外交・内政問題にせねば、みたいな熱心さを感じちゃうのは気のせいでしょか?

 報道を繰り返し繰り返し聞いていると次第に、賛否を問わず皆が口々に言う「アジア諸国」って、どことどことドコのことよ、ってツッコミたい気がしてくる。
 正確に報道するなら原稿は「アジア諸国に配慮して」じゃなく、「アジアの特定国に配慮して」「アジアの二国に配慮して」とするべきなのかもーなんちゃって。

 スーツ姿でポッケからお賽銭、一般参拝者と同じく拝殿前でそそくさと、私人を強調しての参拝をするなら、せめて手水と二礼二拍手一礼はして欲しかったです。あれじゃただの、お作法を知らない行儀の悪いおっさんみたいやん。
 もし外国の宗教施設に行ったら、たとえその宗派の信者じゃない外国人だって、作法にのっとり、たとえ皇王侯貴族であっても裸足になるとかベールを被るとかするのに。
 自国のエライさんが、自国の宗教のお作法を無視するなんて。
 政治のために仕方ないとは言え・・って、よくよく考えればそれって、国民みんなが小泉さんから「あなたがたは文化より政治が大切と思っているんでしょ?」って言われてるみたいで、何か不満~。

 ま、神さまは「別に形にはこだわらないよ」って、人間達の右往左往を微笑んで見てらっしゃるとは思いますが~。