先月18日、栃木県鹿沼市で登校中の児童6人がクレーン車にはねられ死亡するという痛ましい事故が起きた。元運転手にはてんかんの持病があったという。彼は3年前にも交差点で児童をはねた上、民家に突っ込むという事故を起こしており、禁錮1年4月、執行猶予4年の判決を受けている。
宇都宮地検は9日、元運転手を自動車運転過失致死(最高7年)の罪で起訴したという。てんかんという持病があるため、危険運転致死罪(最高20年)で起訴することは難しいそうだが、遺族としてはやりきれない思いであろう。
そしてまた同様の事故が…。10日朝、広島県福山市の県道で集団登校していた市立藤江小の児童の列に車が突っ込み、4人が重軽傷を負うという事故が起きた。運転していた38歳のアルバイト警備員の男にはてんかんの持病があったそうで、数年前にも運転中に発作を起こし搬送されたこともあったという。
気の毒な病気で、差別はいけないと思うが、日ごろから医師の指導のもと、自分の病状を正しく把握し、規則正しい服薬を心がけていれば、あるいは防げた事故だったかもしれない。
以前は、てんかんは運転免許取得の欠格事由とされたが、2002年の道路交通法改正で「2年以上発作がない」などの条件をクリアし、医師の診断書で運転可能と証明されれば、取得できるようになったという。が、この事故により、免許取得条件の見直し論が起きてもやむをえないかなとも思う。
下記はネット上にあった、てんかんの持病がある人が起こした交通事故の判決例だが、それぞれの事情によって判断が分かれるようである。
1999年10月26日 小学生3人死傷(2003年4月無罪判決)
2001年10月10日 バイク女性死亡(2005年7月有罪判決)
2002年9月27日 正面衝突事故で相手が死亡(2005年2月無罪判決)
2004年3月7日 多重衝突事故で1人死亡、6人が重軽傷(2005年有罪判決)
もう40年も昔のことだが、路線バスの中で、突然、女性客がけいれんを起こし意識を失うという場面に遭遇したことがある。バスは緊急停車、運転手があたふたしているうちに、女性はすぐに意識を取り戻したが、ほんの数分間のことである。当の女性はというと、周囲の騒ぎもなんのその、何事もなかったかのようにケロッとしていたが、どうやらてんかんの発作らしかった。
てんかんの発作はけいれんを起こし、口から泡を吹いて意識を失うと聞いたことがあるが、発作の程度は軽いものから重篤なものまで色々あるらしい。
また、いつ頃のことだったか、近所にてんかんの持病のある娘さんがいた。裕福な自営業の一人娘で、カソリック系の女子大4年制を出て家業を手伝っていた。会えば挨拶を交わす程度だったが、物静かなきれいな娘さんだけに気の毒であった。
知らない人から見るとどこが悪いのかと不思議に思われるのがこの病気で、彼女の場合も普段はなんともないが、発作は時や場所を選ばず突然起きるので、近所の人はみんな知っていた。病気が病気だけに結婚もできないし、弟が1人いたが、親御さんにしてみれば将来が気がかりだったろう。その後、自室から火を出して焼死するという哀れな最期を遂げたが、彼女の心中を思えば病気を苦にしてということも…、とうわさする人もいた。こういう精神的疾患が一番気の毒である。
余談だが、先日県北の友人を訪ねたときのこと。時差信号の交差点で信号待ちをしていたら、前方から来た車が私たちの目の前を左折してゆく。発進したばかりでスピードはそれほどでもないがすぐ目の前を急カーブする車に、思わず「あの車が曲がりきれず突っ込んできたらと思うとゾッとするね」と、2人同時に口をついて出た。そして、あわてて車の進行方向の反対よりに移動したが、たとえ歩道の上でも「走る凶器」から身を守る注意は怠ってはいけないと悟った。安全な場所はどこにもないのである。
宇都宮地検は9日、元運転手を自動車運転過失致死(最高7年)の罪で起訴したという。てんかんという持病があるため、危険運転致死罪(最高20年)で起訴することは難しいそうだが、遺族としてはやりきれない思いであろう。
そしてまた同様の事故が…。10日朝、広島県福山市の県道で集団登校していた市立藤江小の児童の列に車が突っ込み、4人が重軽傷を負うという事故が起きた。運転していた38歳のアルバイト警備員の男にはてんかんの持病があったそうで、数年前にも運転中に発作を起こし搬送されたこともあったという。
気の毒な病気で、差別はいけないと思うが、日ごろから医師の指導のもと、自分の病状を正しく把握し、規則正しい服薬を心がけていれば、あるいは防げた事故だったかもしれない。
以前は、てんかんは運転免許取得の欠格事由とされたが、2002年の道路交通法改正で「2年以上発作がない」などの条件をクリアし、医師の診断書で運転可能と証明されれば、取得できるようになったという。が、この事故により、免許取得条件の見直し論が起きてもやむをえないかなとも思う。
下記はネット上にあった、てんかんの持病がある人が起こした交通事故の判決例だが、それぞれの事情によって判断が分かれるようである。
1999年10月26日 小学生3人死傷(2003年4月無罪判決)
2001年10月10日 バイク女性死亡(2005年7月有罪判決)
2002年9月27日 正面衝突事故で相手が死亡(2005年2月無罪判決)
2004年3月7日 多重衝突事故で1人死亡、6人が重軽傷(2005年有罪判決)
もう40年も昔のことだが、路線バスの中で、突然、女性客がけいれんを起こし意識を失うという場面に遭遇したことがある。バスは緊急停車、運転手があたふたしているうちに、女性はすぐに意識を取り戻したが、ほんの数分間のことである。当の女性はというと、周囲の騒ぎもなんのその、何事もなかったかのようにケロッとしていたが、どうやらてんかんの発作らしかった。
てんかんの発作はけいれんを起こし、口から泡を吹いて意識を失うと聞いたことがあるが、発作の程度は軽いものから重篤なものまで色々あるらしい。
また、いつ頃のことだったか、近所にてんかんの持病のある娘さんがいた。裕福な自営業の一人娘で、カソリック系の女子大4年制を出て家業を手伝っていた。会えば挨拶を交わす程度だったが、物静かなきれいな娘さんだけに気の毒であった。
知らない人から見るとどこが悪いのかと不思議に思われるのがこの病気で、彼女の場合も普段はなんともないが、発作は時や場所を選ばず突然起きるので、近所の人はみんな知っていた。病気が病気だけに結婚もできないし、弟が1人いたが、親御さんにしてみれば将来が気がかりだったろう。その後、自室から火を出して焼死するという哀れな最期を遂げたが、彼女の心中を思えば病気を苦にしてということも…、とうわさする人もいた。こういう精神的疾患が一番気の毒である。
余談だが、先日県北の友人を訪ねたときのこと。時差信号の交差点で信号待ちをしていたら、前方から来た車が私たちの目の前を左折してゆく。発進したばかりでスピードはそれほどでもないがすぐ目の前を急カーブする車に、思わず「あの車が曲がりきれず突っ込んできたらと思うとゾッとするね」と、2人同時に口をついて出た。そして、あわてて車の進行方向の反対よりに移動したが、たとえ歩道の上でも「走る凶器」から身を守る注意は怠ってはいけないと悟った。安全な場所はどこにもないのである。
車は便利だけど、一歩間違えば走る凶器に変わります。
私も車の運転は気をつけてはいるのですが
自転車で走ってる人達のマナーの悪さには腹立だしさを感じます。後ろも確認せず、急に道路
を横断してくるので、何かあったら車のほうに
責任がかかってきますから。
てんかんは、急な発作を起こすので、本当は
車の運転などは許可してはダメですよね。
てんかんの人は酷くなると、ひきつけを起こしたときに、自ら自分の舌を噛んで死んだ人もいます。
クレーン車の運転手は、母親も分かってて
隠してきたことが、大惨事に繋がってしまって
殺された子供達の親はたまりませんよ。
車の運転を軽くみてきた結果の大事故でしたね。私も運転は気をつけます。
最近はいい薬が開発されたのか、人前で発作を起こす人はめったにみなくなりました。
世間の目を気にして、こうした病気は隠す人が多いでしょう。だから、免許取得にも本人が正直に申告しなかったらどうしようもありませんね。
私は免許を持たないので分からないのですが、申請するとき診断書は必要ないのですか。
おっしゃるように自転車に乗った人の交通マナーはなっていませんね。携帯片手は当たり前です。私も自転車ですが、何かあったら止まって待つように心がけています。
やはりお互いが気をつけるしかありませんね。
普段は知らん顔しているので、お医者さんも断言は出きません。
なにしろ、先生は発作を起したのを見ていないものだから・・・
突然気を失って、本人は全く自覚症状はないので、癲癇だとは絶対に認めたくありません。
人が見ていないところで発作を起しているかも知れません。怪我でもしない限り分かりません。
まして、免許の更新で自己申告をする人はいないでしょう。
1度は相手の完全な運転ミスですが、もう1度は、夕暮れ時に交差点で車の通過を待っていたらその車が急に右折してきて右にショートカットしたために左にいた私の正面になったのですが、自転車は止まってライトが点いていないので相手に見えなかったとか。
いずれも車が急ブレーキを踏んで軽い接触だったので大事に至りませんでした。
レディーさんも自転車の機会が多いのでしたら夜や夕暮れ時の交差点は十分にご注意ください。
てんかんにもいろいろ症例があるらしいですね。昔は遺伝するとか言われましたが、それは間違いだとか。
普通の生活ではそれほど人さまに迷惑をかけることはないようですが、車の運転は危ないですね。
かといって、心臓発作などで突然意識をうしなって事故を起こすということもありますから、てんかんの人だけを差別することはできませんね。
♠おくだっちさま
私は片手運転ができないので、傘差し運転や携帯も使えません。スピードも怖いし、安全運転をしてるほうだと思います。
ライトをつけような時刻には乗りません。このあたりは車の通行も少ないし、街頭もないところが多いので、夜の外出は怖いのです。(ババを襲う人などいませんけどネ
年寄りが自転車でフラフラするのはいい迷惑だろうと思います。