児童手当所得制限撤廃に反対！・・・

　日曜だから朝寝したいのに、朝５時半過ぎには日が昇り、明るくて寝ていられない。

　玄関ドアを開けると、緑が濃くなった山と青空の景色にうっとり！

　少し前のニュースで知った。３月の首都圏の新築マンションの平均価格は１億4,360万円と、初めて１億円を超え、最高値を更新したとか。そういうところに住む富裕層とは、一体、どのくらいの資産を持っているのかしらね。
　岡山では３月に、天満屋岡山店の地下食品売り場に、東京の老舗高級スーパー「紀ノ国屋」がオープンしたそうだ。上質な商品を集めた百貨店向けの「KINOKUNIYA」ブランドの店舗だとか。
　約3600品目を扱っており、同店限定の県産イチゴのジャム（190グラム1620円）▽トリュフ風味のしょうゆ（150グラム1188円）▽先行販売の自社製黒糖食パン（３枚入り227円）▽紀ノ国屋のロゴマーク入り買い物バッグ（1320円）―などが並んでいるという。う～ん、とても買えないわ！
　岡山市内には高級スーパーがもう１店ある。2020年６月、JR岡山駅構内の商業施設さんすて２階にオープンした中四国１号店「成城石井 さんすて岡山」だ。両店とも繁盛しているらしい。
　大都会ならいざ知らず、中国地方の主要都市でもない岡山でこのような業態が成り立つのか、と思ったが、全部が全部高級品ばかりではないらしい。総菜や弁当など、一般庶民でも買える低価格の商品があるらしい。が、高級スーパーへ入って、安物ばかり買ってレジに行くなんて恥ずかしくてイヤだ。　
　先日ネットで見たが、昨今は超セレブ向け幼稚園が話題になっているとか。お受験のための幼児教室選びに教育ママたちは奔走しているらしい。習い事に10万円掛けるのはめずらしくないそうだ。
　セレブ向け幼稚園は一般の幼稚園とは違って、「〇〇付属」と名のつく幼稚園に３歳で入園できれば、あとは受験に苦しむことなく大学まで「エスカレーター進学」できるというのが魅力らしい。なんでも毎日の登園降園時には立派な高級車が横付けされる。出迎えの親はもちろん、子どもたちが身に着けているものは高級ブランド品ばかりだとか。さぞや見ものだろうネ。

　話が飛ぶが、岸田総理が掲げる「異次元の少子化対策」を巡り、与野党ともに児童手当の所得制限撤廃の議論を進めている。が、上記のように超高級マンションに住み、高級スーパーの常連で、セレブ向け幼稚園に通う家庭の子どもは、小さい時から豊かさに慣れ、恵まれた環境で育った苦労知らずの「お坊ちゃま、お嬢ちゃま」だ。こういうセレブの１万円、２万円は子どもの小遣いにもならないだろう。たいして喜ばないところへ無駄金を使わないでもらいたい。
　また「たたき台」では、子どもの多い世帯へは増額する方針だとか。昔は「貧乏人の子だくさん」といったが、今は「お金持ちの子だくさん」だ。裕福だからこそ子どももたくさん産めるのではないかと思うけど…ネ。
　今の世の中、お金がなくて結婚さえできない人が多いと聞く。出産育児一時金が50万円に増額されようと、喜んで子どもを産む気になるだろうか。３歳未満の子どもには１万5000円の児童手当が支給されるが、子どもを産んだら共働きできなくなるし、これからお金がかかる一方なのに、とても十分とは思えない。せめて３歳まで子どものそばにいて、安心して子育てができるよう、富裕層への支給分を上乗せしてあげるとか、本当に必要としているところへ手厚い支援を願いたい。選挙目当ての「ばらまき」などもってのほかだ！　今は防衛力強化より出生率増加のほうが大事な問題だと思うけど…。