「カバー写真 2017.8.8 5:15 華やかだね!」
今年の西武はすごい! 1957年以来60年ぶりの14連勝はならなかったが、その戦いぶりには目を見張るものがある。現在、2位楽天との差は5.5ゲーム。8月6日放送のTBS「サンデーモーニング」で、辛口の野球評論家で知られる張本さんをして、「後半は西武がカギになる」と言わしめたほどである。
と言っても、別に西武ファンではない。ただ、入団以来8年間ずっと、菊池雄星投手を見守り続けてきた私としては、雄星の活躍がうれしくてならない。が、スポーツニュースか翌朝の新聞で結果を見て一喜一憂するだけで、試合中継は見ない。いうなれば西武ファンではなくただの雄星ファン、ネットで雄星の記事を見つけては読んでいる。
入団前の2009年10月、「メジャーへ挑戦を断念、国内でのプレーを選択する」との決意を表明したあの涙の記者会見。あれ以来、彼を応援したくなったのである。
しかし、入団1年目では左肩痛の発症により一軍登板はなかった。以後の彼の成績はまったくの期待外れ。
2011年 4勝1敗 防御率4.14
2012年 4勝3敗 防御率3.10
2013年 9勝4敗 防御率1.92
2014年 5勝11敗 防御率3.54
2015年 9勝10敗 防御率2.84
2016年 12勝7敗 防御率2.58
2017年 11勝4敗 防御率1.90 (※2017年8月4日現在)
鳴り物入りで入団したものの、鳴かず飛ばずの下積み生活が続いた。が、艱難辛苦の甲斐あってか、2016年入団7年目にして自身初の2ケタ勝利となる12勝を挙げた。その時のスポーツ紙の「菊池雄星が覚醒」に、ひとり手を叩いて喜んだものである。
今年は2年連続の開幕投手となり、オールスター戦へも出場した。2013年以来2度目、監督選抜での出場だった。10日のオリックス戦でリーグトップの12勝目を狙ったが、8回3安打12奪三振と活躍したものの4失点で今季5敗目。それでも、松坂、西口、涌井と並ぶ3試合連続2桁奪三振の球団最多タイ記録をマークしたというのはアッパレである。
昨年11月の契約更改交渉では、4,500万円アップの年俸1億円プラス出来高でサイン。菊池は契約交渉の場で改めてメジャー挑戦の意思を伝え、球団からは「来季から2年連続2ケタ勝利すればポスティングを認める」という提案があったという。
ダルビッシュやマー君のように、高校野球からプロへ、そしてメジャーで大活躍、華々しくスポーツ紙の一面を飾る彼らより、苦労して長い下積みから這い上がり、ようやく花を咲かせた雄星を、私はこれからもずっと応援していきたい。
昨年は結婚もした。これを機に一回りも二回りも成長して、いつの日かメジャーで活躍する彼の姿を見てみたい。頑張れ! 雄星
メジャーへはやっぱり諦めていなかったのですね。でも行けばマイナーでしょう。
これで彼の先の野球人生はここまで・・と言う事にならないようにしないとね。
メジャーで必ずしも成功するとは限りませんが、でも一度は行きたいのでしょうね。
ピッチャーの命は短いです。ダルビッシュのように交換トレードもありだし、マー君だってちょっと成績が悪ければ放出だのと噂されます。
日本で一つの球団で何十年も投げぬいたというピッチャーもいますが、ああいうのもすてきですけど…ね。