つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

我が娘を失った母がなぜ・・・

2006-06-05 | Weblog
 昨日のブログ「世界がもし100人の……」の募金受付の電話がやっと通じた。たった300円足らずの募金だが、多くの善意が集まれば大きな力になるだろうことを期待したい。

 それにひきかえ、今朝は、なんともいえない暗いニュース。昨日の朝、秋田県の米山豪憲くん殺害事件で、近所に住む女性を任意同行して事情聴取していることが報道された。仕事から帰り、夕方のニュースでまだ事情聴取が続いていると知り、一瞬、もしやあの母親ではという思いが頭に浮かんだ。夜遅くなってテレビ画面に「女性の逮捕状請求」のテロップが流れたとき、なぜか暗鬱な気持ちになったが、まだその時点でも、彩香ちゃんの母親とは信じたくなかった。
 朝起きてテレビのスイッチを入れると、やはりそうだった。畠山鈴香容疑者、彩香ちゃんの母親である。これには豪憲くんの親ならずとも、何ともいえない怒りと沈痛な気持ちに包まれた。
 事件当初からこの母親がマークされていたことを始めて知ったが、多数のマスコミが彼女の家を取り巻き、そのマスコミ対策を理由に警察が張り付き、監視下に置いていたという。各テレビ局も事件以来の彼女をずっとカメラに収めていたらしく、今朝はいっせいに放映し、それによって彼女の色々な面が見えてきた。
 茶色の長い髪、黒づくめの服装、サングラスの彼女を見て、数々の憶測の報道はまんざら根も葉もないことではなかったことが窺える。カメラマンに向かって怒りをあらわにして罵声を浴びせる彼女、捜査員に向かって不満の悪態をつく彼女、マスコミを家に招じ入れ、数珠を片手に淡々と悲しみを訴える彼女、豪憲くんの死を悼む神妙な彼女、果たしてどれが本当の彼女の姿なのか。
 この一連の報道を見ていると、あの和歌山県の毒入りカレー事件の林真須美被告を思い出す。マスコミに対して異常な反応を示し、時には怒り、時には笑顔で答え、挙句には家に招じ入れ話をするところなどは、全く似た女の姿が見える。
 「豪憲くんの家族は親切だった」というのは嘘ではなかろう。では、なぜ豪憲くんを? まだ彼女は殺人を認めていないが、こうなったら娘彩香ちゃんの死に対しても何らかの疑問を感じる。週刊誌の見出しには「彩香ちゃんは死にたがっていた」というのもあり、まさか母親が手をかけたとは思いたくないが、ただの水死事件ではないようにも思える。
 それにしても2軒となりの親交のある女が、我が子の事件に関与しているとは、見ず知らずの人間に殺されるのとは訳が違い、親御さんの心中は複雑であり、悲しみ、怒りははかりしれないものであろう。一日も早い事件の解明が待たれる。
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