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つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

ラジオ放送開始から100年・・・

2025-04-30 | 私事ですが

 今年2025年3月22日は、日本のラジオ放送開始から100年を迎えた記念の日である。ネット記事の受け売りだが、1920年にアメリカでラジオ放送がスタートして、日本でもラジオ放送をやろうという動きがあったとか。だがそんな折、1923年に関東大震災が発生。正確で迅速な情報が求められるようになる中、震災から約1年半後の1925年3月22日にラジオ放送が始まったそうだ。
 そして放送開始から10年の時点で、27の放送局が開局。これが全国放送のはじまりで、現在のラジオ番組のように、音楽や落語などの演芸、株式市況などを流していた。経済の情報を全国各地に届けるというのは、ビジネスを行っている人たちからとても重宝されたとか。
 
 私が初めてラジオを聞いたのは母方の祖父母の家である。祖父母の家のラジオは小さくてタンスの上に置いてあった。祖父以外聞く人はいなかったが、年末の紅白歌合戦は家中揃ってラジオの前に集まって聞くのが習わしになっていた。また毎週木曜日放送のドラマ「君の名は」は叔母が必ず聞いていたので、私と姉も一緒に聞いていた。当時このドラマの人気はすごくて、毎週木曜日8時になると銭湯の女湯がガラ空きなると言われていた。
 昔、わが家には写真のようなプレーヤーとラジオが一体になった縦長のラジオがあった。母が言うには、父の実家は裕福だったので、高校生のころ買ってもらったとか。父はクラシック音楽が好きで、趣味で集めたLP盤レコードがたくさんあったのは私も覚えている。だが戦後の食料難の時代、そのラジオも食費代になったか、いつの間にか消えていた。

 私は6年前に長期入院したとき、Amazonで小型ラジオを買った。だが鉄筋コンクリート造の建物は電波が届きにくいとかで、病室ではまったく聞くことができなかった。方角によってはFMもAM放送も聞こえるらしい。
 わがマンションも鉄筋造だが、NHK第一と民放が3局ほど聞こえる。でも民放は出演者に若者が多く、わいわいガヤガヤと騒々しいし、CMも耳障りだ。今はNHK第一の「ラジオ深夜便」を朝までつけっぱなしにしている。ラジオはテレビのように映像がないから、いろいろと想像を膨らませながら聞いている。1時間ごとにニュースと天気予報があり、落語あり、小説の朗読あり、ラジオは想像力、思索力を育ててくれる。
 楽しみなのは2時5分からの『ロマンチックコンサート』、クラシックあり、映画音楽あり、ジャズあり、ポピュラー、カントリーもある。そして3時5分からの『にっぽんの歌 こころの歌』は「懐かしの歌謡スター」「作家でつづる流行歌」「思い出の流行歌」「昭和○年代ヒット歌謡」などなど。昔好きだった歌を聴くと、当時の出来事や、そのとき感じた気持ちが鮮明によみがえってくる。
 夜中に目が覚めても、ラジオの音が子守唄かわりでいつの間にか眠っている。もうラジオがなくては静かすぎて眠れなくなっている。電池が早く減って困るけど…。

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