5日 担当の療法士は連休で休み。代わりに来たのは若いイケメンのN療法士だ。これまでも代替で4人の男性が来たが、みんな若いイケメンで好感度抜群。若いイケメンと話をしながらのリハビリは楽しい。だってどんなに歳をとっても、どうせなら若いイケメンがいいに決まってるもんネ。
午後のリハビリは左足の筋トレが中心で、太ももの重りが3㎏になった。次に斜めになった小さな2つの台に乗って3分間静止。安定感を鍛えるそうだが、太ももとふくらはぎが痛い。
6日 今日は1m90㎝近い長身の、これまた美形の男性療法士。若いイケメンと違って、物腰が落ち着いている。リハビリのノウハウも確かで、筋肉マッサージも力強い。
経験の浅い療法士はまだ自分のスキルに自信がないからか、簡単なことしかやらないし、力の入れようも違う。そんな時、私は「もっと力を入れていいよ」とか「今はこんなリハビリをしているよ」とか、貴重な時間を無駄にしないために教えてあげる。これは私のためでもあり新人療法士のためでもあると思うのだけど…。大きなお世話かしら?
長身の療法士は、ランニングマシーンで歩く私の姿を等身大の画面に映して見せてくれた。自分の歩き方を見たのは初めてだが、やはり左足が変だ。「前を見て」というが、自分の不様な姿に愕然とし、とても正視できなかった。
午後はまた昨日のイケメンN療法士だ。リハビリが終わって「外を歩きませんか」という。出てみると病棟の玄関横の桜が満開だ。「わぁーきれい!」「でしょう? 朝見たら満開だったのでお連れしようと思って…」だって、嬉しいねえ。外見がカッコいいだけでなくこの優しい心遣い、なんて素敵な青年だろう。ケータイを持ってくればよかったなあ。
彼は背が高く、涼やかな目元がとてもすてき。こんなイケメンと二人てお花見なんて、入院でもしなかったら絶対あり得ないよね。私がもう50歳若かったら、猛アタックしたかも…なんてネ。ウフフ!
7日 今日は日曜日で、外来や一般病棟のリハビリ患者がいないから、リハビリ室はガラガラ。リハビリが終わっていつもの担当N療法士に、桜の写真を撮りたいと頼んで外へ出た。桜は1日たっただけなのにもう満開、風にちらほらと白い花びらが舞っている。これもまた風情があっていいなあ。
桜が咲くのが先か、私の退院が先か、そう思っていたが、とうとう病院で花見をすることになろうとは…。でもイケメンと2人きりのお花見なんぞ、私の人生で後にも先にもこれっきり。一生忘れられないだろうね。
なかなか羨ましい経験ですね。
若くて格好良い青年と二人でお花見の図!
左右の足が思う通りに動けば云うことなしのシチュエーション
哀しいかな姿見に移るのは!
オールドレデイさんの悔しい気持ちよ~く
分かります。
リハビリ運動の吟味は各自療法士さんが
決めるのですか?
科学的に成果を上げる適切な方法、本当によく研究されているのですね。まあちゃんとクリアされる患者さんのお手本のようなオールドレデイさんだから、日々好転してゆくのでしょうが!!!
でしょう? 絶対に忘れられないお花見になりました。この歳になってイケメンに心をめかすなんて…ネ。
自分の歩く姿を見たのは生まれて初めて、それが正視に耐えない姿だったなんてショックもいいとこでした。外を歩く自信を無くしそうでした。
代わりに来た療法士は当たり前のことで済ます人もいますが、自分のスキルを発揮してその効果をみたいという、やる気の人が多いですね。そんな人には私も応えなければ…ネ。
色々な人と話をして笑って、リハビリが楽しみです。
ハートと身体は別物!ですよね。心トキメク事がなくて辛いリハビリやってられるか‥ですよね。
入院患者にとって主治医は「白馬のお王子さま」に思えます。どんな人でも…ネ。
リハビリもイケメン相手なら気持ちも弾み、頑張る気にも…。そんな気持ちになるのもまだ若い証拠? なんて能天気にやってましたよ。自分の歳も忘れてネ。