令和3年11月4日
マイナカード保険証 運用6.7%
県内施設、制度定着に時間必要か
約7カ月の延期を経て、10月20日に本格運用が始まったマイナンバーカードを健康保険証として医療機関や薬局で利用できる制度。
患者の受付時間の短縮や、病院の事務削減につながる取り組みだが、県内で運用している施設(10月24日時点)は228カ所で全体の6・7%。
県内のカード普及率も37・8%(同1日時点)と低く、制度の定着には時間がかかりそうだ。
患者が事前登録を済ませたカードを読み取り機にかざすと、病院側が保険資格を確認できる仕組み。
専用サイトでは、自身の薬の処方歴や特定健診の結果などを閲覧できる。患者が同意すれば病院もアクセスが可能。
二重の検査などを省くことができ、「より良い医療を提供できる」と同病院。
だが、10月20日から11月2日までの利用は2人で、先行期間を含めても3人にとどまる。
県内で運用する施設は病院が18施設(全体の11・3%)、医科・歯科診療所が113施設(4・7%)、薬局97施設(11・8%)と少ない。
国は読み取り機を最大3台まで無償提供するほか、導入費の一部を補助するなど、制度の普及に躍起だが、
全国約22万9千カ所のうち、運用するのは5・3%(10月24日時点)。
目標とする2022年度末での完全導入は難しい情勢だ。
厚生労働省は「利便性をアピールし、国民にはカード所持を、施設側にはシステムへの接続を粘り強く呼び掛けたい」としている。
マイナカード保険証 運用6.7%
県内施設、制度定着に時間必要か
約7カ月の延期を経て、10月20日に本格運用が始まったマイナンバーカードを健康保険証として医療機関や薬局で利用できる制度。
患者の受付時間の短縮や、病院の事務削減につながる取り組みだが、県内で運用している施設(10月24日時点)は228カ所で全体の6・7%。
県内のカード普及率も37・8%(同1日時点)と低く、制度の定着には時間がかかりそうだ。
患者が事前登録を済ませたカードを読み取り機にかざすと、病院側が保険資格を確認できる仕組み。
専用サイトでは、自身の薬の処方歴や特定健診の結果などを閲覧できる。患者が同意すれば病院もアクセスが可能。
二重の検査などを省くことができ、「より良い医療を提供できる」と同病院。
だが、10月20日から11月2日までの利用は2人で、先行期間を含めても3人にとどまる。
県内で運用する施設は病院が18施設(全体の11・3%)、医科・歯科診療所が113施設(4・7%)、薬局97施設(11・8%)と少ない。
国は読み取り機を最大3台まで無償提供するほか、導入費の一部を補助するなど、制度の普及に躍起だが、
全国約22万9千カ所のうち、運用するのは5・3%(10月24日時点)。
目標とする2022年度末での完全導入は難しい情勢だ。
厚生労働省は「利便性をアピールし、国民にはカード所持を、施設側にはシステムへの接続を粘り強く呼び掛けたい」としている。