令和4年7月14日
新型コロナ・厚労省助言組織
BA.5「来月100%に」=全国の感染者数「急速に拡大」
新型コロナウイルス対策を助言する厚生労働省の専門家組織の会合が13日開かれ、
オミクロン株の別系統「BA.5」の割合が8月上旬には100%となり、置き換わりが完了するとの予測が示された。
BA.5は従来のオミクロン株よりも感染力が強いとされ、「第7波」とも呼ばれる感染再拡大の要因と指摘されている。
専門家組織は、全国の感染状況について「急速に拡大している」との見解をまとめた。
全都道府県で感染者数が増加しており、「医療提供体制への影響も含め注視する必要がある」と警戒感を示した。
座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は会合後の記者会見で、「行動制限が必要という意見はなかった」と述べた一方、
「短期的には急速な増加が続く」として基本的な感染対策の徹底を求めた。
民間検査機関で調べた検体に占めるBA.5の割合を基に、感染研が今後の置き換わりの予測を示した。
最終的に全てがBA.5となることを前提に推定すると、今月中旬には75%を超え、8月には100%に達するという。
BA.5の感染力は、これまで国内で主流だった「BA.2」より強いとされる。
西浦博京都大教授らは13日の会合で、BA.5はBA.2と比べ、
感染者1人が平均して他人にうつす人数「実効再生産数」が1.27倍高いとする推計を示した。
岡山県及び津山市の感染状況
ここ2日、3日で倍増となっています。
岡山県下の新型コロナウイルス感染者109064人(+759人)2022年7月 - 安東伸昭ブログ (goo.ne.jp)
津山市の年齢別感染者
7月6日頃までは、30代、40代の感染者の比率が多かったが、
7月7日以降、20代以下の感染者が急増してきた。
家庭内感染から、学校内感染に移行したと見る(私見)
松野官房長官
コロナ分類変更「現実的でない」
松野博一官房長官は13日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けについて、
現在の「2類」相当から「5類」への引き下げを否定した。
「最大限の警戒局面にある現時点で変更することは現実的ではない」と強調した。
オミクロン株の別系統「BA.5」への置き換わりが進んでいることに関しては
「『BA.2』系統と比較して感染者数の増加スピードが速い可能性が示唆されている」と指摘。
重症度の違いなどを注視する考えを示した。