平成26年5月29日 時事通信社記事
耕作放棄地解消へ薬草栽培=福岡市
福岡市は、耕作放棄地を活用し、薬草を栽培する新たな事業に乗り出す。
放棄地の解消や農村地域の活性化が狙いで、JAや大学などと連携して今秋にも試験栽培を行い、早ければ来年中にも本格栽培につなげたい考えだ。今年度当初予算案に500万円を計上した。
市は事業化に向け、JAのほか、製薬会社や健康食品メーカー、大学などと6月にも研究会を設置。
地域の気象や土壌条件などを考慮し、栽培に適した品種を選定するほか、栽培技術の研究などを行う。
試験栽培は今秋に大学の敷地などを活用して実施する。
また、研究会では、食品や化粧品などに商品化することや、JAでの直売といったような具体的な販売ルートの確立も検討していく方針だ。
市内の耕作放棄地は減少傾向にあるが、2012年度で454ヘクタールあり、市内農地の約16%を占める。市農業政策課は「農業者や若者が農業に夢を持って取り組める一つのきっかけになってほしい」と説明している。
所見
薬草栽培の取組を紹介する記事を目にするようになっています。
日本での薬草自給率は13%にすぎず、中国からの輸入が80%を超えている。
需要が増大すれば、日本への輸入規制の可能性があると言う人もおられます。
津山の洋学資料館では、6月22日まで企画展として、「花、開く 榕菴の植物研究」が開催されています。
http://www.tsuyama-yougaku.jp/gyoujiyotei.html
岡山県北の地で、榕菴さんの研究を実践する薬草栽培事業に取り組むことが出来れば、先人の教えを未来に伝えることが出来るのでは!と考えております。