平成26年10月12日
知らなかった!ESD
日本の加盟校は705校(幼稚園 18園 小学校364校 中学校 166校 一貫校 36校 高校102校 大学 5校 高等専門学校1校 特別支援学校 2校 その他 10校)
岡山県下では、42校(小学校24校 中学校10校 一貫校1校 高校7校)となっています。
日本の加盟校一覧を参照ください
ESDとは
持続可能な開発のための教育(ESD:Education for Sustainable Development)は、私たちとその子孫たちが、この地球で生きていくことを困難にするような問題をについて考え、立ち向かい、解決するための学びです。ESDは持続可能な社会の担い手を育む教育です。
ESDの実践には、特に次の2つの観点が必要です。
•人格の発達や、自律心、判断力、責任感などの人間性を育むこと
•他人との関係性、社会との関係性、自然環境との関係性を認識し、「関わり」「つながり」を尊重できる個人を育むこと
日本の提唱により始まった「国連ESDの10 年」
天然資源に恵まれない中、人的資源を礎とした発展を進めるために「教育」を重要視してきた日本は、持続可能な開発のための鍵を「教育」と考え、国内のNGOの提言を踏まえ、2002 年の持続可能な開発に関する首脳会議(ヨハネスブルグ・サミット)において、2005~2014 年の10 年間を「国連持続可能な開発のための教育の10 年」(以下「国連ESDの10 年」という。)とすることを提唱しました。
国連ESDの10 年が国連総会で満場一致で決議されたことを受け、2006年3月には、政府の国内実施計画を策定し、学校教育現場や社会教育現場等においてESDを進めてきました。
日本で開催される最終年会合
~あいちなごやから新たに始まる2015 年以降のESD~
こうした取組は、国内的には学校教育現場等で一定の成果を挙げ、国際的にも約100が国がESD推進のための国内体制を整備するなど、少しずつ浸透してきました。
しかしながら、持続可能な社会に変革していくほどに、広く一般にESDが浸透したとは言えません。
国連ESDの10 年の終了後の2015 年以降も、より強力にESDを推進するため、日本政府はユネスコとの共催により、本年11 月、愛知県名古屋市及び岡山市において、「ESDに関するユネスコ世界会議」を開催します。
この会議を契機にESDがより普及することが期待されます。