車で 脇道から本通りに入ると 何やら 後方で華やかな光の点滅
バックミラーに目を遣ると・・・
あっ! キタ キタ!
車を脇に停め 窓を開けると 満面の笑みの白バイの警官の顔!
私も にっこり
「 なんでしょう かっ!? 」
( 自分でも怖いよ~ 私・・ )
要するに 一時停止が甘かったということなのです
所定の手続きを終え 反則金の振込用紙を受け取り
さて出発しようとサイドミラーを覗くと
停まっている私の車と白バイの脇を 恐る恐る通り過ぎていく車の列・・
思わず 苦笑してしまいました
信号が変わらなければ 車の列が切れそうもないし 私の車が出なければ 白バイも動きません
こんな時 気分を変えるには マリア・カラスなんてどうでしょう?
ベッリーニのオペラ「ノルマ」から
アリア「 Casta Diva 」(清らかな女神よ)
時は 紀元前50年頃 ローマ帝国に支配されているガリア地方
ドルイド教徒であるガリア人たちは ローマ軍との戦いの気運が高まっています
ドルイド教の巫女の長である「ノルマ」は 密かにローマ総督の「ポリオーネ」と愛し合い 二人の子をもうけています
戦いに逸る同胞を鎮め 平和を願うノルマ
しかも ポリオーネの心は 自分ではなく 若い巫女「アダルジーザ」に移っている事に気づいています
マリア・カラスが このアリアを歌うと 彼女自身の人生がオーバーラップされ 胸に迫ります
ぜひ 聴いてみてください
Casta Diva (Maria Callas)
マリア・カラスの歌が流れ始めると ほら 気分は一新
バイ バイ~ 白バイさん!
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