この楓の木の 周りだけ
天窓から 光が降り注いでいるように
柔らかな明るさに 充ちている
まるで 老婦人の微笑みのよう
穏やかで
優しく
風さえも 手なずけてしまう
華やかな色が 融け合いながらも
他の色と 混じることはせず
音もなく
はらり はらりと
葉が 落ちる
この楓の木の 周りだけ
天窓から 光が降り注いでいるように
柔らかな明るさに 充ちている
まるで 老婦人の微笑みのよう
穏やかで
優しく
風さえも 手なずけてしまう
華やかな色が 融け合いながらも
他の色と 混じることはせず
音もなく
はらり はらりと
葉が 落ちる
次第に 色彩に乏しくなる 枯野に
堂々と威容を誇る コダチダリア(皇帝ダリア)の花
空色屏風を 背に
華やかに 髪をなびかせて・・・
スラリと立つ その姿
どちらかというと
「 女王さま 」でしょう?
四季の移ろいを いち早く感じとり
木々や 草花や 実の 微妙な色合いを
衣裳の「 かさねの色目 」に取り入れた 平安時代の宮廷の人々
重ねた衣の色が 光を透し
流れるような 新たな色を生み出します
「 朽葉(くちば) 」の かさねの色目
如何でしょう ?
*** 2年前の写真です ***
桜の花が散り始めた頃
顔をのぞかせた 赤ちゃんの葉は
みるみるうちに成長し 若葉になった
夏は 緑陰となって
厳しい日射しから 私たちを護ってくれたね
そして 今
紅色に 色づいた葉は
風のささやきで いっせいに 枝を離れようと スタンバイ
さようなら
華やかな秋を 彩るように 散っていく
そして
こんにちは
生まれたばかりの ちっさな 花芽
「 肌で感じる温度感覚は 見た目で左右される可能性がある 」
という記事を見ました
それならば
この晩秋の色は 何と 温かみのある色なのでしょう
寒さに向かう気持ちを 和らげてくれます
鏡 手に 深紅のルージュを 引いてみた