MONAのフォト・ギャラリー

写楽・・話楽・・・な日々

アガパンサス、 シロタエギク * 山手西洋館の花たち *

2007-06-30 20:49:24 | 

6、7月に清楚な薄紫の花をつけるアガパンサス。
一つ一つは小さなユリのような花ですが、それが球状に集まっています。



原産地はアフリカ。
英名は、African Lily。
ネギ科 アガパンサス属

日本には、明治時代に渡ってきました。
クンシランに似ているため、ムラサキクンシランとも呼ばれます。



日当たりの良い場所ならば、どんな土質でも良く育ち
美しいので、この頃は良く見かける花です。



それでも・・・これだけ咲き誇るとすごいでしょ?
アガパンサス(Agapanthus)は、
ギリシャ語で「愛らしい」を意味するアガペ(Agape)と
「花」を意味するアンザス(Anthos)に由来するそうです。





イタリア山庭園の入り口に咲いていたシロタエギク。

キク科 セネキオ属
原産地は地中海沿岸



よく花壇や寄せ植えに使われますよね!
白いマット感のある質感が、他の花や緑の葉を引き立てて
雰囲気を明るくします。

普通にあるシロタエギクと少し違っていると思いませんか???
一般のシロタエギクは、葉の切れ込みがもっと深いですよね。
これは、シロタエギクの中でも、「シラス」(Cirrus)という種類だと思います。
とても葉の存在感がありますねーー




 

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ユリ、 ブルー・サルビア  * 山手西洋館の花たち *

2007-06-29 23:47:38 | 

風にのって、ユリの濃厚な香りが・・・



たくさんのユリが咲き乱れていました。



香りと美しさを兼ね備えた花・・・大好きです!



ブルー・サルビア(サルビア・ファリナセア)も
夏の日差しに清々しい!!



このブルー・・・







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アジサイ  * 山手西洋館の花たち *

2007-06-28 22:02:05 | 


もうすぐアジサイともお別れですね。
梅雨に入ってから、雨が少なかったので
アジサイの色もひとつ冴えませんでした。





もっとたくさん、アジサイの写真を撮るつもりだったけど
また来年の楽しみに取っておきましょう。





たくさんの種類、色があるけれど、
アジサイの花で、真っ先に思い浮かべるのは、このブルー・・・
山手西洋館に似合うのも・・・この色!!





光に透けるアジサイも素敵です。







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エリカ  * 山手西洋館の花たち *

2007-06-27 22:15:45 | 

山手西洋館の庭に咲いていた花たちをUPします。
この花を見たのは初めて。



枝に隠れるようにプレートがあり
「キャラボク」と書いてありました。
でも、今、ネットで調べるとキャラボクとは違うようです。

馬酔木のような花のふちが赤くて・・・
何とも愛らしいんです。
低木です。



プレートは、別の木のものだったのかも・・・
どなたかご存知でしょうか?
教えていただけますでしょうか・・・?

子猫さんが教えてくださいました
エリカでした!
エリカはとても種類が多いので、正確な名前はまだ分かりません。
6月頃咲く、赤いふちの白いスズランのような花・・・
とても愛らしい花です。
子猫さん、お忙しいのに有難うございました!

 


 

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里親探し

2007-06-26 23:34:45 | 小さなおはなし

私の膝の上にいる 小さな丸まったかたまり
規則正しい寝息
すっかり寝入っているみたい
でも
私がほんの少し 身じろぎした瞬間
電流が走ったみたいに ピクンと飛び上がる

少しも心を許していないのだ

数日前に 娘が帰ってきたとき
自転車のかごに入れられていた 白い子犬

抱き下ろされると 飼い犬がすっ飛んできて
隅から隅まで 臭いを嗅ぎまくった
子犬は尻尾を肢の間に入れ 震えていた

水やご飯をやっても 縁の下に入り出て来ない
毛布を入れても 奥に身を隠している

10年前のこと

数週間前から捨てられていた子犬
学校からの行き帰りに パンをやったりしていたが
冬の寒さに かわいそうと 連れて帰ってきたのだ

2匹も犬は飼えないわ・・・
きっと飼い主を見つけるから それまで置いて お願い
という会話

すこしだけの間の居場所をみつけた子犬は
ちっとも嬉しそうではなく
撫でようとすると
出した手の分だけ ヒョイと体がへこむ

なつかなくていいのだ 短い間のことだもの
情が移るから 仮の名前はシロ

犬が飼いたい人いない?
家中で新たな飼い主探しが始まった

犬猫の里親探しの集まりを知ったのは その時
その日は良い天気
きっといい出会いがあるわ・・・
子犬を抱いた娘と私は 車で会場に出かけた

公園の中で 犬を抱いたり連れたりした人・・・
犬を探している親子連れ・・・
空いている柵の中に シロを入れ
私たちは 少し離れて見守った

シロに近づく家族・・・いい雰囲気・・・
あっ! でも他の子犬のほうに行ってしまった
向こうのほうが可愛いかもネ

その日の帰りは やはり子犬を抱いた娘と私

口コミで 子犬を見に来た何組かの家族
張り切って もてなす
でも 帰ってからお断りの電話

コロコロしてて フカフカで 抱きしめたくなるのが子犬だよね
シロは あばらが見えるようなやせっぽちで
手あしが長すぎて 顔も細くて 短毛で
人嫌いみたいだし・・・
誰も欲しがらなくて あたり前だよね

愛らしくて人懐っこい犬を探している人たちに
無理にもらってもらわなくてもいい
シロのいい所が 分からない人たちに飼われたら
シロがかわいそう

それが最後に出した答

モモコという新しい名前になった
可愛げない子犬は 美しい犬に成長した
私たちの目には・・・

問題児ではあったけど 今ではかけがえのない家族

モモコは私の膝に頭を持たせかける
重みをすべて預けて・・・ 

7月8日に亀戸で犬の里親探しの催し物があります。
詳しくは「いぬやしきさん」のHPで!
同時に、捨てられた犬たちに救援物資を受け付けています。
 

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山手西洋館 2007 * 花と器のハーモニー * 山手111番館

2007-06-25 18:41:28 | 横浜

イギリス館のすぐ近くにある「山手111番館」。
この館の主人J・E・ラフィンは、日本をこよなく愛した米国人。
彼はある日、ひとつの器に出会う。
その器は、深い緑をたたえ、彼を幽玄の世界に導く・・・
というように展開されてゆきます。



彼の書斎。
桐の箱をあけると・・・
そこには、不思議な魅力を秘めた器が・・・



器を手にして、いつの間にかウトウトと・・・
ふと気が付くと、そこには古田織部の姿があった。



古田織部は、織田信長から豊臣秀吉、徳川家康に仕えた武将であり、有名な茶人。



織部に導かれた先には、これまで見たこともない織部の世界が広がっていた。
織部の美意識や精神に触れ、時を忘れて語り合うラフィン・・・



織部は大胆かつ自由な気風を好み、茶器製作、建築、造園などにわたって
「織部好み」と呼ばれる流行をもたらしました。



織部の指導の下、効率の良い登り窯で焼かれ
豊かな創造性をもつ織部焼・・・
中でも、緑釉をかけたものが有名です。



ふと気がつくと・・・
そこは、書斎。
先ほどのことは・・・夢?・・・幻・・・?

「異国の出会い”緑色”の一期一会」というストーリーが繰り広げられます。



作家は、瀬戸在住の中島勝乃利氏。
瀬戸出身ですが、メキシコで学んだ経験を造形、色に強く感じます。
ダイナミックで、生命力にあふれた作品です!!



山手111番館
地図

これが、最終回です 
長い間、「山手西洋館 花と器のハーモニー」に
お付き合いくださいまして、ありがとうございました。
 

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山手西洋館 2007 * 花と器のハーモニー * イギリス館

2007-06-24 18:17:00 | 横浜

「港の見える丘公園」に隣接した「イギリス館」。
ここでは、ノリタケの食器を使って提案するパーティープランニング。
二人の出会い、結婚、そして家族が増えてゆき、
その記念日ごとの集う食卓の席・・・
その流れに沿って、各部屋が飾り付けられています。



階段の踊り場の窓には、
蘭の花が、まるで蝶がひらひらと飛んでいるようにディスプレイされています。
外からこの窓を眺めても美しいですよ!



ウェディングケーキ。



結婚式の翌朝というテーマの部屋です。
ウェディングドレスや靴、お祝いのカードやプレゼントがあちこちに置かれ、
昨日の華やかな日を想像させます。
床に散らばっているのは、白い花びらですね!!



二人の朝食の席。
白い器と透きとおったガラス
・・・そして白いバラが飾られ、初々しい!



おまけに、この部屋は
カサブランカの素晴らしく大きなアレンジメントが置かれているので
一歩足を踏み入れた瞬間から
ユリの香りに包まれるんです。



隣の部屋は、2人目の子供が生まれ1歳の誕生日という設定。
両方の両親を呼んで、誕生日を祝います。



テーブルにはたくさんのプレゼントが置かれています。
両親からは、ファーストシューズ(初めての靴)が贈られました。



ノリタケの皿の下に、銀色に輝いている大きな皿・・・
分かります???
これが、照明に輝いてとても素敵です。
イタリアの○○社製の手作りのものだそうです。
表面はガラス、裏は何か鉱石を砕いたもの・・・???
良く分かりません・・・



隣の部屋は子ども部屋。



イギリス館
地図

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山手西洋館 2007 * 花と器のハーモニー * エリスマン邸

2007-06-24 17:41:12 | 横浜

「エリスマン邸」です。
「土より生まれいずるもの」というテーマで
日本で最も古い窯といわれる備前焼が展示されています。



備前焼は須恵器をルーツとして、うわぐすりをかけず
田土と呼ぶ良質の陶土を火力の強い松割木を燃料にして
時間をかけゆっくりと焼き締めるそうです。



登り窯の中で土と炎が出会う・・・
そして、焼き物が生まれるのです。



ところで・・・部屋に一歩入ると・・・
大きな備前焼の花入れに、巨大なツルのオブジェが作られています。
そのツルは、部屋中をのた打ち回って・・・(ホント!)
下手すると、頭を引っ掛けるかも・・・
古流松應会副家元の作品です。



隣の部屋も同じイメージで作られています。
花は、シャクヤクとカスミソウですね。

いや・・・もう・・・どうやって撮ったものやら・・・
ここが一番難しくて、考えてしまいました。




エリスマン邸
地図

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山手西洋館 2007 * 花と器のハーモニー * 山手234番館

2007-06-23 21:04:17 | 横浜

山手234番館は、「七夕を祝う」というテーマです。
岐阜県多治見の陶磁器が、
七夕を祝うパーティーの席として、コーディネイトされています。



室町時代、戦火を逃れ、瀬戸から美濃に移り住んだ陶工たちにより、
桃山時代、志野、織部、黄瀬戸、瀬戸黒など独特の焼き物が開花しました。



3人の作家の作品が飾られていました。
色はアイボリー、シンプルで、温かみのある器。



この部屋(上、下の写真)は、ル・プードワールをイメージしているそうです。
仏語で女性が身支度する居室の意味だそうです。
七夕パーティーのなかで、女性たちがひと休みしながら、
スウィーツをつまんだり、お化粧を直したりする部屋として作られています。
可愛い!! こんな部屋に、ずーっと居たい!!



こちら(下の写真)は、ダンディなウェルカムパーティーをイメージ。
シャンパン・・・ワイン・・・で乾杯!!
七夕のディナーパーティーに期待が高まります。



階段を上がり、2階の部屋に移ります。
ここは、暗い部屋・・・蝋燭が灯る雰囲気ですね!
祭壇が作られ、果物や野菜、絹糸が備えられています。
6世紀頃の中国の行事を再現しているそうです。
7月7日に、女性たちが裁縫の上達を願って、お供え物をした行事。
それが、日本にも伝えられ、姿を変え、七夕になったそうです。
今でも、玲泉家では、このような行事が続けられているそうです。



いよいよ、星の祭りディナーの時間です。
キャンドルライトとLEDの照明のなか、さあ!夏野菜の前菜から始めましょう。
天の川を眺め、音楽を聴きながら、夜は更けてゆきます。



山手234番館
地図

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山手西洋館 2007 * 花と器のハーモニー * ベーリック・ホール

2007-06-22 23:16:33 | 横浜

3番目の西洋館、ベーリック・ホールのテーマは
「漆・自然から生まれた器」
輪島塗の器を展示しています。



照明を落とした部屋は不思議な空間。
中央に置かれた縦長のどっしりとしたテーブルの中央には、
天井に向かってまっすぐに、何本もの竹が立てられています。
テーブルの天板はガラス・・・
竹の間に置かれた照明が、ガラスとその上に置かれた漆器とに輝きを与え、
言葉に表すことができないほどの美しさ!!



この部屋では「竹取物語」のテーマで、テーブルコーディネイトされているのです。
上の写真は、かぐや姫が竹から生まれたところです。



下の写真は、成人したかぐや姫が蒔絵に描かれていますね。



もちろん、物語に沿って作られた漆器と、その飾りつけ・・・
素晴らしいですよ!!
写真は、そのほんの一部です。



隣りの部屋に行きましょう。
やはり漆器が光を吸い込み、輝くようにディスプレーされています。



いろいろな形、色・・・



2階の子ども部屋。
机の上に、ほら・・・2段のお弁当箱が・・・



可愛らしいベッドまわり。



書斎には、重々しい硯箱が置かれています。



ガラスケースの中なので、光が反射して上手く撮れませんでした。



ベーリック・ホール
地図
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