雨上がりの夕方撮ったもの。
つるが絡み付いて、上から枝垂れています。
そして、小さな白い花。
どこにでもあるような・・・
調べても分かりませんでした。
どなたかご存知でしょうか?
まだ雲行きの怪しい空に向かって
つるは伸びて行きます。
これって・・・ヤマイモ???
もし、そうなら嬉しいなーー
写真を撮っていると、蚊がブンブン寄ってきます。
エッ 靴下の上から刺してる・・・
そそくさと退散
子猫さんから教えていただきました。
トコロ(野老)という、ヤマイモの仲間だそうです。
ヤマノイモ科 ヤマノイモ属
山野に生え、つる性でまきつき、
夏、淡緑色の1mmほどの小さな花をたくさんつける。
ネットで調べているうち、
このトコロは、文献にも度々登場する、興味深い植物だと分かりました。
ヤマイモと違い、食べられないし、「むかご」もつかないと
書いてあります。
でも、根は、北東北では食べられていました!
今でも、たまに市場などに出るらしい。
飢饉の時などは、このように食べるという方法も書き記されています。
農業で、蛭やアブラムシの駆除として、
また、便秘薬としても使われていたらしい・・・
なんと万葉集にも歌があります!
「皇祖神(すめろぎ)の 神の宮人
ところ葛(づら)
いや常重(とこしく)に われかへり見む」
ただの野草と侮っていましたが、
昔からいろいろな役に立っていたのですね!