伊万里、有田、唐津は、焼き物の町として有名です。
今回は、佐賀県を巡る旅にでかけました。
日本での磁器を作る技術は、有田で確立され、その後、
鍋島藩の御用窯は大川内山(おおかわちやま)に移されました。
関所跡の写真(上)。
険しい山に囲まれ、人里離れたこの地で、
幕府への献上品などに、採算を度外視した素晴らしい磁器が作られたのです。
鍋島藩は、技術の漏えいを恐れ、
外部からの出入りを厳しくチェックしていました。
この陶工橋を渡ると、澄んだきれいな音が鳴り響きました。
橋のたもとの白磁の風鈴が、センサーで感知、鳴るそうです。
昔は、焼き物を叩いて、音で出来を確かめたそうで、
それにちなんで作られたものです。
たまたま知り合ったボランティアのガイドさんが、案内して下さいました。
上の写真の端に写っている方、78歳だそうです。
二人だけの為にガイドして下さり、申し訳ないです。
今回の旅は夫が計画したので、私は事前に何も調べてなくて・・・
でも、この大川内山の雰囲気は素晴らしいですよ
たくさんの窯元があり、その幾つかを訪れました。
うっとりするような洗練された磁器・・・
値段を見て、びっくり
でも、私たちのような庶民でも買える値段の店もあります。もちろん
窯元の奥まで入れていただいて、絵付けの様子など見学しました。
残念ですが、中は写真は撮ることはできません。
両側に窯元が建ち並び、窯の煙突が立つ町並みは絵になります。
この日は、観光客も少なくて、のんびりです。
ゆっくり、のんびり、お茶でも・・・
奥で、お茶をできるギャラリーが数箇所あります。
使っている食器も、飾ってある磁器も、さすがです。