誰でも心細いですよね。。。
誰かそばにいてほしいって思いませんか？
私もちょっとお腹が痛くなったり
頭が痛くなってもそう思いますから。。。。
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訪問看護を始めた15年前に比べると
独居老人や日中独居の在宅療養者が増えてきてると思います。
しかもひと昔ならこの状態で一人暮らしは無理だろうという方も
今は一人で頑張っておられる方が多いです。
状態が悪くても家がいいからと一人でいる方は
まだ自分で望んでいるのでいいですが
入院させるお金がないからと一人では不安でも
ギリギリまで家にいるという方もいます。
介護する方も両親2人を施設や病院に入れるだけの経済がつけられないのである。
働き盛りだと介護したくても仕事を休めない
介護する方も介護される方も苦しい状況です。
きっとこのようなお家はこれから増えてくるのだろうな～と思います。
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訪問看護で日中独居の方のお宅に伺い
レスキューを内服し痛みを少しでもおさえながら傷の処置をして
薬の確認と準備をして帰る時
きまって「もう帰っちゃうの？」という方がいらっしゃいます。
その方に少し帰る前にアロマケアをして
しばらく手を握って差し上げたんです。
じ～と閉眼されていたので眠ってしまわれたかな？っと思ったのですが
実はねてないで感じていてくれていたんですね。
閉眼したままお話し始めたんです。
「温か～い手。やわらくて気持ちがいい。。。。」
手をそっとはなして「また来ますね」と言っても
「温かい。。。本当に温かい・・・気持ちがいい・・」って
もう一度あいさつしたのですが
穏やかな表情で「温かい・・・気持ちいい・・・」と
温もりをずっと感じていてれてます。
この日は一人になる寂しさではなく
温もりをそっと置いてこれてよかった。。。と思うのです。
痛みは薬で軽減させることができますが
寂しさは温かい手の温もりが効果的なのかもしれません。
ご家族の方が帰ってこられるまで
そのぬくもりが続きますように・・・・
