goo blog サービス終了のお知らせ 

アロマナース 森の聲だより

山歩き、薬草大好き…
自然大好きアロマナースが日々の活動を綴ってます!

嚥下リハビリのついでに・・・

2008-03-25 | 介護

うちのじいちゃん・・・・床ずれは良くなりましたが

誤嚥してます。

食べたものがちゃんと食道に行かず、気管の方へ流れてしまうのです。

何かを飲み込むたびにむせる、むせる。。。。

誤嚥予防に嚥下リハビリをしてみました。

舌を出したり、左右に動かしたり、口を開けたり、つぼめたり・・・

声を出したり・・・とメニューは色々あります。

じいちゃん真剣です。

唇を突き出す練習はうまくいきません。

「じいちゃん・・・チューだよ!ばあちゃんにしたことな~い?」

「ないなぁ~」っとじいちゃん・・・(^_^;)

「じゃ~こっそり練習してばあちゃんの米寿の祝いにしてあげよう!」

「そ・そ・そうかぁ~」っと、ますますチューの練習に励むじいちゃん・・・・

95歳寝たきりの・・・・じいちゃん。

只今、嚥下リハビリ&ばあちゃんのプレゼントの為頑張っています。

今度は誤嚥に効果あるというブラックペッパーのオイルを使いながら

練習してみようかと思います。

がんば!!


訪問看護でアロマ

2008-03-24 | 訪問看護/看多機

ステーションのスタッフから先日相談がありました。

「脳出血の後遺症で言葉が出ず、感情表現も出来ない方へのケアとして

ハンドマッサージをしたら少し表情が良くなった。

香りのあるオイルでのマッサージをすすめてみたら

またちょっといい表情をしたのでアロマはどううだろうか?」っと。

ここでアロマの可能性を考えてくれたスタッフに感謝です。

早速ブレンドオイルをいくつか用意して訪問に同行することにしてみました。

ブレンドオイルを一つずつ順番に香りを嗅いでもらってみました。

表情の変化が私には分からなかったのですが、

いつも訪問している看護師には分かったようです。

リラックス用にブレンドしたものはふと表情がかわった!!っと言うのです。

早速そのオイルでハンドマッサージをすることにしてみました。

その方の病状からみてしっかりしたマッサージより

タクティールケアの方が効果があると判断して行ってみることにしました。

私とは初めて会うため、ちょっと不安だったのでしょう・・・

何されるんだろう??っという感じで、じっと私の顔を見ていました。

でも最後の方になるとうとうと・・・・

ご主人も「こんなにウトウト人前ですることは今までありませんでした。

きっとリラックスしているんでしょうね。」っと。

次の週スタッフがそのオイルを持って同じようにマッサージしてきて

「アロマ・・・良かったよぅ~ マッサージしてたら言葉が出たんだよ!」っと報告してくれました。

一生懸命介護させているご主人も喜んでいたそうです。

介護を始めたばかりは、奥様のする行動が理解出来ず怒ったりしたが、

一つ一つする行動には意味があるんだ!っと気が付いてからは、

じっと見守ることが出来るようになったそうです。

奥様のことを否定せず、病気の奥様を受け入れることが出来たんですね。

並大抵のことではなかったと思います。

それからは奥様の行動も落ち着き介護も楽になったと言ってました。

でも決して楽ではないと思います。

洗濯に食事の準備に掃除、買い物、奥様との散歩・・・・

でもそんな時間にもご夫婦の間に穏やかな時間が流れるようになったのかもしれませんね。


ボランティア活動

2008-03-21 | ボランティア

もう3年近く続いているケアハウスでのハンドマッサージのボランティア。

先日のボランティアはお手伝いの友人が熱を出し、

一人で行ってきました。

10人以上の方のハンドマッサージを一人でやれるか心配でしたが

なぜかその日は5名・・・・

来てくださったおばあちゃまも「一人だから少なくてよかったね。」っと。

そして帰宅してから一年間のボランティアの活動内容ををまとめてみました。

一年間で6回。23名の方が来てくれました。

1回だけ顔を出してくれた方、6回全部来てくれた方もいます。

23名のうち、はじめてアロマを受けた方が10名。

午前と午後では午前の方が集まりが良くかったので

来年度はなるべく午前中に伺ってみようかと思います。

午後はお昼寝やお出かけする方が多いのかもしれませんね。

このまとめたものを施設長さんに渡したいと思います。

そしてまた連携が取れればと思います。


褥創のケアに

2008-03-19 | 介護

その後のじいちゃん・・・

二箇所の褥創ほぼ治癒しました。

1ヵ月かかりましたが、この年齢で全身の浮腫みが出てきている状態で

1ヵ月は早い方です。

仙骨部はデュオアクティブという湿潤環境創傷被覆材が処方されたのですが

浸出液が多く次の日には、どろどろに溶け出したため使えずラップに切り替えました。

踵は黒くブヨブヨになっていたので処方させていた抗生剤の入った軟膏を塗っていました。

週2回の処置で2週間やったのですが状態は変わらず。

やっぱり毎日の処置の方がいいかなぁ~などと考えながらも

私が毎日通うのも無理があるし、パット交換と食事の世話で大変なばあちゃんに

褥創の処置までは出来ないと判断して・・・・

思い切って蜜蝋をベースにした軟膏を使ってみることにしました。

試供品として傷にいいからとホメオパシーのメーカーの方に頂いた軟膏です。

決して「褥創にいいから・・・」と言われた訳ではないので

もちろん自己責任で・・・・

そして感染の兆候も無いことを確認して、軟膏+ラップを使用してみました。

仙骨部の傷はみるみる小さくなり、

深そうな傷になるかと思った踵も今ではすっかり上皮化しています。

以前は触れる足をピクピク動かして痛がっていたのが

今ではほとんど痛みもありません。

恐るべし・・・蜜蝋パワー

せっかく自宅療養しているのですから、

なるべく苦しさ、辛さは避け住み慣れた我が家で

これからも穏やかに過ごしてもらいたいものです。

介護をしているばあちゃん元気に頑張って下さい!

「88歳まだまだこれからよ!」っと担当者会議の時の

ばあちゃんの言葉・・・頭が下がります。