ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

「データに語らせる」

2007-09-26 | ISO外論
数値化することは科学的考え方の基本であるが品質管理ではない。
例えば健康管理を考えてみる。風邪をひいている人は体温が気になる。風邪薬を飲んで体を休めて体温が平熱に戻れば安心する。血圧の高い人は血圧を測ると同時に塩分の摂取量を管理するかもしれない。生まれたての子供は体重を毎日量るが、年寄りはその必要はない。このように同じ健康管理でも人により状況により数値化するものが異なる。

自分にとって価値ある数値化の工夫が必要である。
このようなことを「生きたデータ」という。
生きたデータは多くのことを教えてくれる。
製造工程の調子を把握するためにどのような数値で把握するかは、健康管理と同様に工程の状況によりことなる。
正しく現状把握が出来れば、管理のためにどのようなデータが役立つか解る。

生きたデータ、管理に役立つデータを管理項目という。
良い管理項目を見つければ、日常の管理状態が把握できるため問題の早期発見や予防に役立つ。「データに語らせる」ことが大切である。
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