ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

「当たり前のことを当たり前にすることが難しい」

2007-09-03 | ISO外論
「当たり前のことを当たり前にすることが難しい」
以前、品質管理を熱心に進めて成果をあげた会社の経営者の言葉である。
品質管理を正しく実践しているかどうかは、当たり前のことができているかどうかで判断できるということである。

いくつかの。当たり前の質問をしてみれば、本気で品質管理をしているかどうかはすぐわかる。
利益のみでなく品質の問題に経営者がどのくらい関心を持っているかを知るには、問題の起きた現場に経営者が来ているかどうかを見ればよい。
現実の問題を放置してシステムにのみ興味を示してないか。
ISOの内部監査で具体的な問題に対する対策がとられているか。
ウソのデータの報告がないか。

スタッフにそのような質問をすると、「それは正論だが」と前置きをして言い訳をいわれる。
不良の実態を示すデータは捏造され、ISOの文書化にのみ興味を示す。

いつからこんな人間ばかりになったんだろうと思う。
建前のみのトップダウンで、事実のボトムアップができない組織にしてはならない。
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