最近、異常という言葉を聞いた。仕事をするうえで、何が異常か判断できることが大切だという。そこで、この外論で異常についてまとめなければと考えた。いつもながら、大先生の書く概論ではなく、外から全体を見たとき何を感じるかをまとめる「外論」である。品質管理がテーマだが、自分が一生かけてやる仕事自体もあまり、ありがたがらずに、たまには客観的に見てみたいと思う。
さて、異常を知るうえで自分にとって良い経験になったことは、管理図の勉強である。
シューハートが管理図を考案して、品質管理の基礎を作ったが、著書「品質管理の基礎概念」によると統計的管理状態の説明に多くのページを割いているように思う。天才の考えたことは計り知れないが、シューハート博士にとって、管理図を考案したことより、自分の考案した管理図で統計的管理状態の説明ができることを喜んだに違いない。自分の考案したこと、思いついたことが、自分の疑問や研究課題の証明になることは大いなる喜びに違いない。
異常とは、統計的管理状態でないことをいう。
ISOが普及してから管理状態が表面的になった。4Mの準備が出来ている程度のことを管理状態と定義している。(ISO9001 7.5.1)何度もいうが、文書化が規格の目的だから致し方ない。
準備が出来ているだけでなく、実行されていること、実行の結果がデータという客観的事実で把握されていることが、最低限必要である。
設備が正しく稼動しているか、良い作業標準がありそれで正しく教育訓練されたか、工程が問題なく動いているかを把握するためには、工程の特性値を測定し管理図を書いて管理状態を見ればよい。
製造以外の仕事でも同じことが言える。
仕事の目的が明確で、正しく教育訓練されていて、仕事の結果を評価する管理項目が明確で、管理のデータが管理状態を示していることが基本である。
管理状態:CONTROL STATEでないことを異常:OUT OF CONTROLという。
最近、異常と不良の区別がされない。
異常は予防のための管理状態を維持するためのアラームである。
異常と客観的に判断されれば原因を調査して原因に対して手を打つ。
このようなことに管理図が使われる。
今の品質管理、管理図の基本を学びなおす必要があろう。
さて、異常を知るうえで自分にとって良い経験になったことは、管理図の勉強である。
シューハートが管理図を考案して、品質管理の基礎を作ったが、著書「品質管理の基礎概念」によると統計的管理状態の説明に多くのページを割いているように思う。天才の考えたことは計り知れないが、シューハート博士にとって、管理図を考案したことより、自分の考案した管理図で統計的管理状態の説明ができることを喜んだに違いない。自分の考案したこと、思いついたことが、自分の疑問や研究課題の証明になることは大いなる喜びに違いない。
異常とは、統計的管理状態でないことをいう。
ISOが普及してから管理状態が表面的になった。4Mの準備が出来ている程度のことを管理状態と定義している。(ISO9001 7.5.1)何度もいうが、文書化が規格の目的だから致し方ない。
準備が出来ているだけでなく、実行されていること、実行の結果がデータという客観的事実で把握されていることが、最低限必要である。
設備が正しく稼動しているか、良い作業標準がありそれで正しく教育訓練されたか、工程が問題なく動いているかを把握するためには、工程の特性値を測定し管理図を書いて管理状態を見ればよい。
製造以外の仕事でも同じことが言える。
仕事の目的が明確で、正しく教育訓練されていて、仕事の結果を評価する管理項目が明確で、管理のデータが管理状態を示していることが基本である。
管理状態:CONTROL STATEでないことを異常:OUT OF CONTROLという。
最近、異常と不良の区別がされない。
異常は予防のための管理状態を維持するためのアラームである。
異常と客観的に判断されれば原因を調査して原因に対して手を打つ。
このようなことに管理図が使われる。
今の品質管理、管理図の基本を学びなおす必要があろう。