ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

審査の限界

2006-03-31 | ISO外論
ISOで難しいのは、認証取得の後だという話を聞く。
半年ごとにある審査機関の査察の準備をしなければならない。
審査の後には必ず是正要求が出る。

実に馬鹿げたことだが、審査機関の方針があり、審査員1人当たり何件の指摘をするという決まりがある。
いうまでもなくこれは、審査の質を反映しない量的目標である。
この指摘により会社がどうよくなるかは関係ない。

指摘を増やすために、ISO規格の解釈が複雑になる。
審査員の言葉が難しくなることと、会社が良くなることは、全く関係ない。

以前、ある会社で認証取得後、ある推進者から、これだけ努力して達成感が感じられないのはなぜだろうか、と聞かれて答えにつまったことがある。
会社がよくなるということが見えないのである。

ISOを活用して、会社を良くするためには、内部監査と是正処置の質を高めることである。
これにより成果があったということを審査員に示すことで、ISOの質を高めたいものだ。
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