ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

総合力

2006-03-14 | 高シナジー経営
部分と部分の和以上の力を出すことを総合力という。
シナジー効果、相乗効果は総合力である。

人間の体を考えると、手足がばらばらに動くのでなく一つの目的のために動くので大きな力を出せる。
渡り鳥の見事なV字型の飛行は、群れ全体の空気抵抗が少なく、飛行スピードのでる形だそうだ。海の中の小さな魚の群れも、全ての魚が群れの意味を理解しているような動きをする。犬そりも犬の組み合わせ方で集団の力が変わるそうだ。

さて人間が集まる組織、総合力を出せる組み合わせになっているだろうか。

ある会社の品質管理の担当グループが自社の現状を見直すにあたり、優れた会社の条件を調査した。アンケートだけでなく訪問調査をするうちに、優れた会社に共通する条件がみえてきた。

1. トップの方針が確立され、末端まで展開実施されていること。
2. 問題指向型、重点指向型であること。
3. 責任と権限が明確になっていること。
4. 上下、左右の部門間の壁がないこと。
5. 真の原因系に対する改善を着実に行っていること。
6. PDCAの管理のサークルがよくまわっていること。
7. データが解析され、それがアクションに活用されていること。

これらの条件を総合力の秘密といってよいだろう。
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