ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

燃える情熱

2006-01-11 | 高シナジー経営
改善や革新を行うとき大切なことは、共通のビジョンを持つことである。
ビジョンは従来の価値観を新しい価値観にどう変えるか、それはなぜか。それによりどうなるかを示すことである。

製品の品質はよい技術がつくる。
よい技術はよい組織、システムがつくる。
その組織、システムは人がつくる。
このため人の品質が重要となる。

人がどのようなビジョン、価値観、パラダイムを持つかが大切である。

日本に品質管理を指導したデミング博士は、初めの講義のときから、管理の基本は「品質を重視する観念」「品質に対する責任感」であることを強調している。
当時の講義録をみると、それらの根底に「燃える情熱(a burning desire)」が必要と話している。講義と聴講者の熱気が伝わってくる。

日本の経営者や技術者、学者が、デミング博士の理想を受け継いで、後に日本独自の品質文化を築いたのは、日本をよくしようという「燃える情熱」があったからにほかならない。
コメント
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