ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

新年のごあいさつ

2006-01-01 | コラム
明けましておめでとうございます。
今年は品質管理にとって原点から見直す年と思います。
このブログでは、自分に正直に、考えていることを書こうと思います。
考えの変化や矛盾があると思いますが、よろしくお願いいたします。
ご意見は歓迎いたします。


危機のときこそ前に進む活動の指針がほしい。
過去において何度もこのような状況を経験しながら、混沌から何も学ぶことができない。いつもの「そのうち、なんとかなるだろう」の考えでは、悪くなるばかりである。

さて、日本は、外から新しいものを取り入れる必要性にせまられると、二者択一をして過去を切り捨ててきた。外からくるものは優れているという、悲しい謙譲の美徳がでてしまう。

歴史や文化を粗末にする国は一流国といえない。国際化の今こそ、誇りと自覚の上で多様性を認めることが大切と思う。中国には、古いものと新しいものを融合させる「与古為新」、古きにあずかり新しきを為す、という言葉がある。また、与古為新の精神を活かすには、「師の跡を求めず、師の求めたるところを求めよ」という言葉がある。この言葉は、芭蕉が弟子達と別れる時に、これからどう生きたらよいのか当惑する弟子たちに言い残した言葉だそうである。

さて、いまこそ、日本が一番元気だったときの先輩たちの「求めたるところ」と今の時代に通用する新しいものと融合しつつ現状打破すべき時である。そのための方法を検討し読者の方々と共有したいと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする