愚直になろう

「顧客の信頼を回復するために愚直に仕事を進めよう」
ある社長の新年の挨拶である。

器用だが詰めが甘い。
スマートにこなそうとしている。
体を使うところで、頭を使っている。

愚直にならなければ、品質管理はできない。

対策をすぐとりたいのに、原因を調べる。
対策をとれば、効果の確認をして歯止め標準化をしなければならない。
その後、対策が継続されているか、定期的に成果を確認する。
原因を調査する人、対策を考える人、対策を指示する人、対策をとる人、現場第一線の人、その管理者など多くの人に気を配らなければ、問題の再発防止など出来ない。

この回りくどさは、スマートな人には出来ない。

品質管理をする適任者がいるとしたら、「愚直な人」ということを教えられた。
今年貰ったお年玉である。