ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

目から鱗.2

2005-07-20 | ISO外論
資源の少ない日本にとって人という資源が重要であることに異論はないであろう。人材育成というと教育という言葉がすぐ出てくるように、日本では100年も前から初等教育に力をいれ識字能力も高かった。

発展途上の1910年ごろ、書籍出版の統計によると、出版点数は英国を抜きアメリカの2倍以上であったという。

ノーベル経済学賞のアマルティア・セン博士は、「発展のために何よりも最初になされるべきは、金持ちや地位の高い人のためにでなく、むしろ貧しい人々のためになるような、人間的発展と学校教育の普及の実現です」と、教育と人の能力開発が基盤となり、発展がなされることを強調している。

過去における日本の驚異的経済発展はもとより、中国が世界の工場といわれるのも、労働人口の教育レベルの高さである。
ついで、インドのIT技術が世界を凌駕しているのも、大学での高度な工学的教育に加えて、シリコンバレーですぐ使える言葉の能力であろう。

不景気になるとまず教育予算の削減に手をつけるのも分かるが、このつけは、将来まわってくる。少し洞察力のある人なら、現在の危機的状況から、将来を学べるはずである。

継続的改善のためには、継続的教育が必要である。
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