あこう通信

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日本道での活動

世界最速 ・・・No.52

2009-08-19 12:25:34 | Weblog
 ボルト選手が世界陸上で100m 9.58秒というとてつもない
世界新記録を出しました。確か、ニュースでは100mを41歩で
走るとコメントされていました。
1歩あたりの歩幅を計算すると244cm。
脚が長いとはいえ、まるで飛ぶように走るとはこのことですね。

 話は変わりますが、生産性の高い会社では社員の方の歩く
スピードが速いといいます。本によるとキャノン電子では
5mを3.6秒以内で歩く速さを設定しているようです。
このペースで歩くときの手の動きが8時間、10時間やっても
疲れない限界とされているそうです。
キャノン電子ではこのスピードを意識するために、
廊下に歩行速度の計測装置が設置されており、5mを3.6秒以内で
歩かないと音楽が流れて警告する仕組みだそうです。
 社員は慣れているのでほとんど音楽は鳴らないそうですが、
工場見学などの社外の人が試すと、ほぼ例外なく音楽が鳴るそうです。

案外、歩くスピードを意識する人は少ないですね。
先日、ある人から『歩数表』なるものをいただき、
幹部社員には配りました。それによると5mを歩くのに、
ゆっくり歩く;4.4秒  普通に歩く;3.6秒  
きびきび歩く;2.8秒と記されていました。
これをお金に換算すると ゆっくり歩くと1歩0.5円、
普通に歩くと1歩0.44円、きびきび歩くと1歩0.37円に
なるそうです。この定義ではキャノン電子の設定は普通に歩く
ということになります。

 例えば、仕事で1日に5000歩くとすれば、ゆっくり歩く人と
きびきび歩く人では1日に650円の差が出ます。
当社のように100人の会社では65,000円/日の差が出ます。
年間でなんと1,690万円の差です。
1歩の差はわずかな額ですが、年間では『ちりも積もれば山となる』
と言う、ことわざ通りです。

ボルトのように5mを0.47秒は神業ですが、少なくとも
5mを3.6秒で歩くようにチャレンジしょうではありませんか。
コメント
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