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晴耕雨読とか

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ヤマビル その1

2008年07月19日 | 生き物
丹沢山麓でヤマビルの調査をしている方の話を聞きました。

首都圏にお住まいの方なら、房総と丹沢のヤマビルのことは聞いたことがあるかもしれません。ヤマビルが問題視されるようになったのはここ十年ぐらいでしょうか?

シカやイノシシの増加に伴って、吸血生物であるヤマビルも増えて、山麓に降りてきて問題になっているのです。

その方が調査をされているのは、ちょっと複雑な場所で、山麓に降りてくる野生動物による農業被害を減らすために、奥につながっている林地と農地の間に小さな放牧地を作って和牛を放牧している場所です。野生動物問題に関しては一家言あるわたくしですが、こういう方式があるのは知りませんでした。

この件に関してはさておき、とにかくその小さな放牧場でヤマビルの調査をしているわけです。

で、確かにいました。いっぱい。ちょっと歩いただけで何匹もいました。

調査は決められたポイントで5分間立っていて、出てくる個体をピンセットで捕獲して、数を数えるものです。自らがエサとなって誘引するわけですね。

ヤマビルは動物の呼吸による二酸化炭素と物理的な振動によって集まってくるそうです。

そんなヒルをついばみながら、「ヤマビルは大きくなると年1回の吸血で大丈夫」とか、「冬は成体のままで葉っぱの下などで冬眠する」とか 「ウシの場合は蹄の間で血を吸う」とか、いろいろ興味深いことをお伺いできました。

いやー、イヤな生物なんですが、なんか妙に気になるのですよ。個人的に。

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