晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

09年ラストの海

2009年12月31日 | 生き物
ということで、ダンゴウオを満喫したのですが、
適当にウミウシもいました。



いつものアカエラミノウミウシ。




これまで見たことあったようで、実際には自分的には記録されてなかった
エムエラミノウミウシ。小さなタイドプールに大小3匹ぐらいいました。




あと、うまく写真には撮れませんでしたが、岩の上に出いたメリベウミウシ(ムカデ??)が、
ばふぅ~と、口をタモ網のようにして捕食するところを見ました。
びにょーんと口が伸びて、けっさくでした。


そのほか。

アオウミウシ×1
クロヘリアメフラシ×1
ミドリアメフラシ多数
タツナミガイ多数
クモガタウミウシ×4
ブドウガイ×1

一応、エムエラは初確認と言うことで。

では、良いお年を。

ダンゴウオシーズン到来!

2009年12月31日 | 
今シーズンもはじまりました。
葉山のダンゴウオ。

暮れも押し迫った30日の夜、いつもの磯に行きました。
本当はGENさんもご一緒するはずだったのですが、
急なご出張で、結局妻と妻の友人と3人での探索でした。

磯に入ったのは20時過ぎ。
風が強くて、なかなか観察しづらかったのですが、潮は充分引いていました。

ウミウシたちをひやかしながら、1時間が過ぎ、そろそろ最干潮の時刻も迫ってきて、
うーん、、、、見つからないなあ、とあきらめかけた頃に……。

発見しました!!



ダンゴウオ~!
全長で1.5センチぐらいでしょうか?
水深10センチぐらいの小さなゴロタの潮だまりです。



いや~、かわいい!! 



なにしろ、1センチちょいの大きさで、上から見るとこんな感じですから、
岩に付いているすべてのヤドカリとか貝がダンゴウオに見えるのです。
そろそろ、ダンゴウオの目ができてきましたね、わたしは。

いや~、本当に会えてうれしいです。
今シーズンのテーマは、、、、抱卵個体の発見かな?

放散虫、最高!

2009年12月27日 | その他
ずいぶんと久しぶりに土日ちゃんと休みが取れた週末。
妻と国立科学博物館に行ってきました。

目的のひとつはこれ。
「企画展 深海探索と微化石の世界」



深海の1mm以下の化石を扱った展示会です。
明治時代の世界の海を探索してまわったチャレンジャー号の功績とか。
その博物画がいい。放散虫最高。珪藻もいい。
すごい造形。とても生きものとは思えない。ま、骨格だけど。

昔の博物画もいいけど、現代の電子顕微鏡写真も最高。
欲しい。本当に欲しい。
どうして、ポスターとか絵はがきとか、ミュージアムショップには売ってないんだ!?

が、パンフレットを見たら、なんとネットで、
チャレンジャー号の報告書が全部アップされているという。

さっそくアクセス。
うぉおおお。すげえ! 宝の山!



こんなのが高解像でで全部アップされている!
イギリスか!? イギリスか?
恐るべし!!

いや~、放散虫最高(しつこい)。

もうひとつの企画展も小さいけどまぁまぁ。
「ハゼの世界とその多様性」
天皇陛下御即位二十年記念展示だそうで、
それをまぁまぁとか言っちゃいけませんね。

そういえば昔読んだ魚の本で、執筆者に当時の皇太子の名前があってびっくりしたことがあったな。

ひとつだけ透明標本もありました。



なかなか満足の科博でした。

酔い覚ましのフクロウ探索

2009年12月26日 | フクロウ
25日は、クリスマスだというのに仕事関係でおやじ3人で飲み。

23時ごろに地元に着いて、酔い覚ましも兼ねてまっすぐ帰宅せず
フクロウの声を聴きに行く。

見晴らしの場所で、夜景を見ながらぼーっとする。
フクロウは鳴かない。タヌキもいない。
あいかわらず遠くから車の音やバイクの音がうるさいけど、まわりは静か。
不思議な感じ。とくに寒くもない。

23時40分まで、自宅に帰りました。

最近のブック・ローテーション

2009年12月24日 | 
お風呂ではこれ。1日10分。



身体の動きの最新知見を、1日の生活の流れで解説。やや説明不足なのは本の構成のせいか…。

通勤ではこれ。1日15分(だいたい漫画を読んじゃうので)。



さすが売れているだけあってなかなかおもしろい。
内田樹は前に1冊読んであきたので、ずいぶんと久しぶり。

寝る前はこれ。1日10分。



何度目の読み返しか? やっぱりおもしろい。

こうしてみると、一日わずかの時間しか読んでないな…。

フクロウ鳴かず…。でも!

2009年12月23日 | フクロウ
早速、フクロウの鳴き声を求めて、うす暗くなるのを見計らって、
まずは自宅から歩いて30秒の雑木林に。

時刻5時半。まだ西の空にかろうじて夕陽の名残が残っていました。
雑木林のいちばん高いところで、じーっと耳を澄ませて立っていました。

なにしろ住宅街に囲まれた丘の上の雑木林なので、
車やバイク、遠くから聞こえる電車の音、
ときおり通過するジェット機の音、犬の鳴き声など…いろんな音が聞こえます。

しばらくすると、少し離れた下の方からゴソゴソ音が聞こえました。
右と左と2カ所から。

ネコかハクビシンか、あるいはタヌキか。野ネズミ可能性も否定できないかな。
さすがにノウサギはいないか…。

しばらく待つものの、特に近寄ってくる気配もなく、
そもそもフクロウの声も聞こえず、15分ほどで移動。

浄水場を囲むように雑木林が広がっていて、
ぐるりと回り込むように歩きました

東京側は見晴らしがよく、夜景がきれいでした。



で、前に目星を付けていた、畑跡地のようなところに行きました。

目の前は斜面に広がる雑木林で、後はちょっとした梅林になっていて、
四方を木々に囲まれた元畑の空間。

ネズミとかが出てきて、フクロウが狙ったりするんじゃないだろうか…
と思っていた場所です。

しばらく耳を澄ませていると、
斜面上方の雑木林わきのヤブあたりからガサガサと音が聞こえてきました。

しばらくすると、、、すっかり葉の落ちた雑木林に出てきたような感じです。
距離にして70~80メートル。

三日月と浄水場の常夜灯の明かりで、なんとなく位置がわかります。
ダメもとで双眼鏡をのぞいたら、なにやらふたつのかたまりがゴソゴソしてる!

ん~、、、、タヌキかな! 太った感じのフォルム。ハクビシンじゃない。
2頭が並んで地面を掘ってるというか、落ち葉をめくっているというか。
ミミズでも探しているのかな?

その2頭が斜面を降りてこちらにやってくる。
おおっ、どこまで近寄ってくるか、と「わたしは木」モードで微動だにせず、
じぃ~としてました。

残念ながら、さすがにこちらに気づいたのか、50メートルぐらいのところで、
かくっと曲がってヤブに入っていきました。

その後も音はすれど、近寄っては来ず。

フクロウの鳴き声のことなど忘れてタヌキに熱中してしまいました。
時計を見ると18時40分。

まぁ、今日はこれで満足…といことで家に帰りました。

フクロウは、また時間を変えて探しに行きます。


 






フクロウ

2009年12月22日 | フクロウ
先週だったか、妻が知り合いのお手伝いで、
東京都下某所のムササビの調査に行ってきました。

大学の先生や学生などに混じっての調査だったようですが、
ホクホク顔で帰ってきました。

ムササビは見られるし、先生にいろいろなことを聞いたようです。
営巣木は、屋敷林のケヤキ、スダジイが多いようで、
いわゆる雑木林には、巣はなく、エサもあまりとりに行かないのだそう。

それはさておき、夕方からムササビの出走待ちをしていたら、
フクロウが鳴いたようです。

むむ、忘れてた。寒くなったら夏に見たフクロウのさえずりを確認しようと思っていたのだ。

うちの近所でほんとうにフクロウが繁殖しているのか?
まずは鳴き声調査だ!

スタインベック

2009年12月11日 | 
妻が図書館に行くというのでついていった。
で、こんな本を見つけたので、妻名義で借りてもらった。



ジョン・スタインベック『チャーリーとの旅』(ポプラ社)。
『怒りの葡萄』『エデンの東』で有名なノーベル文学賞受賞者。

本書は、そのスタインベックがキャンピングカーで、
チャーリーというイヌと共にアメリカを一周する旅の話。

スタインベックがイヌと一緒に旅するのだからおもしろかろう、、、と思ったのですが、ちょっとはずれ。

ま、おそらく1950年代後半の旅によって描きたかったのは、
当然その時代のアメリカであり、それはアメリカ人のための本なんでしょう。

あえておもしろいところを探すなら、読んでいて、50代なのか80年代なのか、
あるいは去年の話なのか、がわからないところですね。

都市かとモータリゼーション、変わらぬ田舎の暮らしと変わっていく田舎の暮らし。

個人的には、スタインベックというとこの本。

『コルテスの海』(工作舎)。

学生時代に海洋学を学んだスタインベックが、
仲間たちとカリフォルニア湾(コルテスの海)に生物調査に行くお話。

癪だったんで、また読み始めましたよ。
いやー、やっぱりいいわ。コルテスの海。まだ、話は海にたどり着いていないですが、、、。

飛騨川のダムダム

2009年12月06日 | その他
昨日は日帰りで飛騨高山へ。
日帰り!? 電車に乗ってるだけなのに疲れます。

久しぶりに高山線に乗ったのですが(おそらく20年以上ぶり)、
飛騨川にダムが多いこと多いこと。びっくりです。

wikで見たらダムと堰をあわせて17個も!
川はずたずたボロボロですね。

ま、電気を作ってくれてるわけですが、、、。


タール、、、不明。

2009年12月01日 | 
どうも先週末から気になっていたのですが、
今朝、思いあまって枕木をひっくり返しました。

やっぱり、、、。タールはどこかへ行ってしまいました。

暖かかった先週の終わりの方に移動したんだと思います。

残念。そんなに遠くには行ってないと思いますが、
さすがにもう鳴きそうもないしな~。

元気に冬眠あけをする春を待ちます。