晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

サヨリヤドリムシ

2010年03月29日 | 
どうしたわけか、地引き網で表層にいるはずのサヨリが捕れたわけですが、
やっぱりいました、こいつが。




サヨリヤドリムシという寄生虫です。エラに絶対いますね。
サヨリが水槽の中で死ぬと、ごそごそ出てきました。
ま、海のワラジ虫ですね。

どうやってサヨリのエラにたどり着くのか?
どうやって交尾して、子孫を増やすのか。
サヨリのエラでか??

庭のスミレ

2010年03月28日 | 
ここ数日寒いですが、春ですね。

今年も、庭のプランタでタチツボスミレが咲きました。
徐々に増えている感じです。



アリがタネを運ぶのでしょうか?
そこここに増えています。

先週に気づいた
ガマズミのつぼみですが、
本格的に(?)つぼみのようです。花が咲くのは1ヶ月ぐらい先かな。




地引き網、引く!

2010年03月27日 | 
外房で地引き網を引きました。
子どもたちと、地元の漁協のおっちゃんらと頑張りました。



けっこう大規模というか、広く捕るのでびっくり。
小さな浜のほぼ左右いっぱい。幅200メートルぐらいかなあ。
サーファーも一緒に捕れる感じでした。
写真はずいぶんと幅が狭まった段階。



網が近づいて、期待が高まりますが、
とくに魚がバチャバチャするわけではありません、、、。
むむ。。。

いちばん捕れたもの。



子サバ、ざる一杯。
カタクチイワシとトウゴロウイワシでざる一杯。




シログチ(イシモチの仲間)、シロギス、小さめのヒラメが何匹か。
なぜかサヨリ1匹。



子ホウボウが3匹。小さなイカ1匹。

ま、不漁ですね。。。。
この春は海がしけていることが多く、魚が沖に行ってるらしいです。
まだ季節も早かったそうです。

昨年は、アジの群れが入ってきて、
ひと網で1.5トンも捕れたことがあったそうです。
引き上げられなくて、しかたなく網を切ったこともあったそうです。

サバ、イワシは素揚げにして、そのままいただきました。
あと、マリネが絶品でした。

不漁を気にした漁師さんが、イナダを差し入れてくれて、
お刺身となめろうとあら汁にしていただきました。

どれもおいしかったです。
明日は、腕が筋肉痛のはずです。あ、あさってか!?

サクラ咲く

2010年03月24日 | 生き物
近所の団地の周りには何本かのソメイヨシノがあるのですが、
そのうちの1本が、いつも早く花が開きます。
ソメイヨシノは遺伝的には、たしかクローンなので全部同じなんですよね。
場所がいいのかな。


2010.3.22 川崎市多摩区

『ヤノマミ』

2010年03月23日 | 
連休中にローテーションしていた『パレスチナ新版』『サイチョウ』ともに読了。

『サイチョウ』は、ま、予想どおり。
『パレスチナ新版』は、、、、すごかったです。
自分が無知なだけですが、本当にパレスチナ問題というのは、、、。
今日も、ニュースではパレスチナ問題が流れていますが、これほどまでのものとは。
webでもいろいろ詳しいサイトもありますが、本というのはすごいなあ。
これほどの内容が数百円だから。新書の真骨頂ですね。

さて、電車に乗っても読むものがないので、早々に仕入れました。

『ヤノマミ』(NHK出版/国分拓著)。出たばっかりですね。



NHKのディレクターが、アマゾンの熱帯雨林に住むヤノマミ族の村に取材のために、
なんと150日も滞在した記録をまとめたもの。150日!

最近、ノンフィクションものの執筆が、テレビのディレクターというのが散見されますね。

NHK。。。。150日も。文化人類学者か!?
むかつく。うらやましい。ま、うらやましいか。。。

帰りの電車の中で、あっという間に3分の1を読破。
なかなかおもしろい。一段とむかつく、、いやいや、うらやましいなあ。

「命の認識」展

2010年03月22日 | その他
連休最終日、東京大学総合研究博物館の「命の認識」展へ。



骨骨天国!

正直、「苦悩の部屋へ、ようこそ」と題された企画意図はややウザイけれど、
ま、骨の魅力がすべてを凌駕します。

ミンククジラの大きな骨が目を引きますが、
やっぱり、ひたすら並んだイノシシやシカの頭骨がいい。
シカの頭骨の縫合線に見入ってしまった。

骨最高。

ただひたすらに骨が並べてあって、
企画者の意図もあって、種名はおろか一切の解説の文言がなく、
ま、それはそれでいいのでしょう、、、。
立ち並ぶ骨の中に、
さりげなく小さなカエルや魚の骨格標本がひとつずつ並んでいるのも愛嬌。

骨グレイト!

28日までです。無料です。
ぜひ、です。

洗う

2010年03月21日 | その他
ようやく藻だらけの水槽を洗う。
水槽を洗い、石を洗い、沈めた枯れ木を洗い。
砂をジャブジャブして、水をかえる。

その間、シマドジョウ3匹はバケツの中。
2匹はそれぞれ多摩川の違う場所で捕った個体。
1匹は、その子ども。
3年続けて繁殖して、ようやく1匹大きくなった。

雌とおぼしき親ドジョウは、
今年もぽってりと巨大化している。
今年も繁殖か。

きれいになった水槽に多摩の黒豹も大興奮。


走る

2010年03月20日 | その他
風の強い連休初日。
多摩川までゆっくり走って、
帰りは雑木林を拾いながら歩いて帰ってくる。
たっぷり、、、とは言わないまでも汗をかいた。
シャワーを浴びて、ビールを飲んで、
ちょっと、うとうとしたら、もう夕方だ!
藻だらけの水槽を洗おうと思ったのに、まぁいいや。
明日は、、、鍼灸院。
全体的にじじぃだな。
とりあえず、自家製の大根餅と、
小松菜とカッテージチーズの柚胡椒和えをつまみに
またビール。
ああ、こうやって休日が過ぎていく、、、。

今週のブック・ローテーション

2010年03月17日 | 
最近、ずっと読んでるテーマの1冊。



『パレスチナ 新版』(岩波新書/広河隆一)。
これまで読んだのは、ともに海外の作家のイスラエル側。
これは日本人で、パレスチナ側。
とても、分かりやすくて、ニュートラルな印象。
おもしろい(と言っていいテーマではないけれど)。




『サイチョウ』(東海大学出版会/北村俊平)。
『バーダー』というバードウォッチング雑誌の書評欄で発見して、
即アマゾンで購入。
「フィールドの生物学」というシリーズの1冊。若い研究者が執筆している。

本が届いてみたら、ボルネオのサイチョウじゃなくて、タイのサイチョウがテーマ。
ボルネオフリークとしては、ちょっと早とちりだったけど、
ま、興味がある鳥だし、ボルネオのとそんなに変わらないだろうからOKか。

タイの熱帯雨林で種子散布者としてのサイチョウを調査する話。

研究者のフィールドワーク全体を紹介しながらの科学エッセイという感じ。
内容的には一般向け以上、専門家・マニア向け以下。

本としては、ま、ひと言でいって、、、、高い。
オール1色172ページで2100円。
うーん、専門書じゃないし、昔ならこれこそ科学教養新書の内容かな。

ま、でも、しょうがないんでしょう。
内容は悪くありません。

おそらく読者対象は大学生。あるいは、ちょっと頑張って、この道に進もうとする高校生。
研究室に閉じこもって分析ばかりするのが理系ではなく、
野外で自分の目と体で自然を調べていく、喜びや大切さ。
そんなことが伝わってくる内容ではあります。

若い研究者には頑張って欲しい。

2冊とも、昼ご飯や通勤の電車の中で日々読んでいます。


しつこく夜のウミウシ

2010年03月16日 | 
土曜の大潮の夜。
千里眼を持つ妻は、花粉がひどくて、鼻水を垂れ流し、
集中力を欠いていました。

水路には濁りが入って、なかなかうまく発見できませんした。



ユビウミウシ。ヒジキに取り付いていた。



オトメウミウシ。干上がった岩に“ウミウシ玉”状態で2匹いた。
この時期見るのは、はじめてかな? 最初は初確認種かと思って、
ウミウシ玉(陸上で丸まっている)から、ゆっくり動き始めるのを待ったのですが、
結局、オトメでした。



これは、、、ネズミウミウシか??
以前見たネズミは、乾いたミカンの皮のような感じで、
ちょっとこれとは雰囲気が違ったのですが、、、。模様もなあ、、、。
ドーリスだとは思うのですが、よく分かりません。

★そのほかのウミウシ
エムラウミウシ、キヌハダ、ブドウガイ、タツナミガイ、アメフラシ、クロヘリアメフラシ、ウミフクロウなど。

★重要
1月、2月で多く観察されたウミユスリカ類ですが、
この夜は全然いませんでした!
シーズンが終わったのでしょうか?

春の雑木林

2010年03月15日 | その他
近所の雑木林を抜けて、生田緑地まで歩いた。
もう春ですねえ。



こうして見ると、どこの田舎かと思うけれど、これでも川崎市。
ま、田舎だけど。

雑木林はもう春。
イヌシデの雄花が垂れ下がり、ニワトコのつぼみがブロッコリのように立ち上がる。



怪しいテンナンショウが伸びていました。
葉っぱはまだ出ていないので、ちょっと種類はわからず。



ゴンズイの芽が開きかけ。赤ちゃんの指のような托葉(?)がかわいい。

ウグイスが不器用にさえずり、
ツグミも小さな群れになって、なにやら落ちつかない感じ。
いっきに本格的な春が来ます。

すごい動画 in 夜の磯 その2

2010年03月14日 | 

結局、バトルの末、
最終的には、右の個体が逃げていきました。

あれ? 交接じゃないの!?
はい、、、結局、何がなんだかさっぱり分かりませんでした。

うーん、これはやっぱり交接で、単に相性が悪かったのか、、、、。
それとも、やっぱりバトルなのか?
バトルってなに、バトルって。
バトルなら、この部位はいったいなんだ!?

夜の磯、恐るべし!!

すごい動画 in 夜の磯 その1

2010年03月14日 | 
せっかくの大潮だったので、風が強かったのですが、
ちょっとだけ夜の磯に行ってきました。

妻の懐中電灯は、単1の乾電池6本使用という大型のものなのですが、
今晩は、単3電池が単1になるという電池アダプタを利用したら、
あっというまに、電池がなくなって、、、、。
そんなこともあって、20時に磯に入って、22時には上がりました。

今回は、ちょっとすごいもの見ました。
あ、ちなみにダンゴウオは見つけられませんでした、、、。

また動画を撮りました。ちょっとすごいですよ。
中身は、前も見たウミフクロウの交接なんですが、
まったく前のとはちがって、なんだか分かりません!

ちなみに音声は切ってください。
波の音と、ぼそぼそ夫婦の会話が入ってますので、
お聞き苦しいと思います。

ウミフクロウは2匹。体長は3センチぐらいですかね。小さめです。
交接器なのか、なんなのか、体長以上のものがビロ~ンと出て、
別の生きもののようにヒラヒラして、バトル状態です。
まるでフンドシがヒラヒラするような感じでした。

いったいこれは、、、?

★追記
フルバージョンをyoutubeにアップしました。
フルバージョンといっても、、、50秒かな。