晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

昨晩のお出迎え 2013.10.29

2013年10月30日 | 
肌寒くなって、もうお出迎えはないよなあ…と思ったら、これ。



ガガンボかあ…。
翅に白斑があるからマドガガンボかな?

念のため接写してみる。



おお、意外とかっこいいではないか!

ああ、そのへんなのが平均棍(へいきんこん)だな?
後翅が退化して双翅目と呼ばれる理由というか、
やっぱり昆虫の翅は4枚だよね…というものだね。

バランサーと言うけれど、
そもそもバランス取れてないじゃん…とも思うのは誤解かな…。







うーん、オス?

サンゴ…だよね?

2013年10月29日 | 
日曜日の逗子海岸でもうひとつ。



これは…サンゴだよね?



非造礁性というやつ?







黒い点々は砂なのかな?
前のスカシカシパンといい、
ぜんぜん砂が取り切れてませんね。

オノミチキサンゴとか?
超適当。。。

ずっしり重いのがたまりません。

スカシカシパン~!!

2013年10月28日 | 
日曜日の逗子海岸で発見したスカシカシパンのかけら。



はじめて見たような、そうでないような…。
割れているのが残念だけど、確かにスカシカシパン!

中川翔子が出ていたFMのJ-WAVEの番組で
「スカシカシパン情報局」というコーナーがあったのですが、
いつの間にか番組がなくなっていて、夫婦共々残念だったのだけれど、
まぁ、そのスカシカシパンです。

穴が開いているというのがすごいなあ。
ぜひ生体を見てみたい……。




割れていた分だけ中が見えます。
なんだろう…筋肉組織のようなというか、みにょーんと骨格(?)が柱のように伸びています。

そもそもけっこうデカイ。



割れていなかったら、直径は10cm以上はあるみたい。


いつか、完品を拾いたい! そして生きた個体を見たい!

今日も台風一過?

2013年10月27日 | 
今日は朝から天気が良く、まさに台風一過。
鎌倉と逗子の用事があったので、その前に海に行きました。

前の台風のときに行った鎌倉材木座。。。

この前と同じように葉山経由で鎌倉に入る……。

「こないだはここに車停めてね…」と助手席の妻に話しかけて、
ハタと気がつく…。

ここ……鎌倉材木座じゃない!
ここは逗子海岸じゃん!!

ということで今度こそ、鎌倉材木座。



ウィンドサーファーと
立ってパドルをこぐ不思議なサーフィンのようなものを楽しむ人がいっぱい。

浜は人ばかりで、何にもなし。
早々に逗子海岸に戻る。





こっちの方がいろいろあるね。
また、ツノガイを拾いそうになる…。
あんなにいっぱい拾ったのに。



取り急ぎ…これはサクラガイですか? 有名なヤツですよね?



★翌日の追記
大きくて色の濃いのはベニガイ?

あとは、現在漂白中につき、また掲載します。
個人的にはちょっといいものを拾いましたよ。

鎌倉の古民家ギャラリーで、
知人が週末限定の梅づくしのごはんイベントをやっていて、
いただいてきました。



おいしくいただきました。



逗子で子猫と遊んで帰ってきました。
疲れました。風邪っぽいです。。。


ミスジくん登場

2013年10月26日 | 
台風が抜けた肌寒い土曜日。
机の上にミスジ君がいた。

机の端っこ。



んー、下りよっかな。



よっと。




んー、やっぱりやめよ。



次はあっちだ!















俺に、つきまとうな!



背中側だって見えるんだ!(ほんと?)




つぎはマックを制覇だ!



だから、こっち見んな!







どこかに消えていきました。
ハエトリグモはいいなあ。


今晩のお出迎え 2013.10.21

2013年10月21日 | 
今日は白い蛾がいた。ふむ。これだけ特徴的ならすぐわかるな…。



が、なかなか出てこない。

いつもの【みんなで作る日本産蛾類図鑑】で、まずは「ヤガ科」を見る。

1098画像……。ぐぐ、頑張ったけど出てこない。

じゃあ、シャクガ科かな。

699画像……。ぐぐ、やっぱり出てこない。

あきらめて全画像をなめる羽目に…。その画像1万枚以上……。


あああああああ、、、、、ひたすらクリック&スクロール。。。




でてきた!!!!!

マエアカスカシノメイガ(ツトガ科)。

ツトガ科…。いまのところ、まったく科の感じがわからなくて、さっぱりですね。

幼虫の食草にはネズミモチが入ってる。
ウチにもあります!

画像を見ると、翅は透き通った感じなんですね。
いやー、ちょっと探しましたね。


冬鳥なのか夏鳥なのか。

2013年10月19日 | 生き物
雑木林の入り口に鳥の羽が落ちていた。
拾って、家で調べてみるとシロハラとかアカハラあたりの次列風切羽っぽいな。



シロハラなら「冬鳥が来たねえ」だし、
アカハラなら「夏鳥が帰っていったねえ」なのかな。

そういえば、前の日曜日に自転車で帰ってくるときに、
道路脇の花壇にツグミの死体があったな。

キレイな死体だった。

写真も撮らず、死体も拾わず、羽も抜かず…。
ああ、ツグミが来たんだなあ…とだけ思ったのです。


*写真がちょっと赤いので再調整しました。

今朝のお見送り。2013.10.19 ~蛾を調べる

2013年10月19日 | 
今朝…といっても10時を過ぎたころですが、雑木林に行こうと外に出たら、
ツルソバの上に白い蛾がいました。



最近、蛾に興味があって、いろいろ気になります。

頭を撮影。



頭が小さいな…。



横からも撮影。
あれ? なんだろう、丸いのは?

60ミリマクロで肉薄&トリミング!



眼!? デカッ!!

おもしろいなあ。

早速、いつもの『日本の昆虫1400』(文一総合出版)で科のあたりをつけて、
【みんなで作る日本産蛾類図鑑】で調べる。

文一さんのこの図鑑はこういう使い方にぴったりですね。
蛾なんかは、それなりに掲載されていても、ドンピシャなのが載っていることは少ないのですが、
なんとなく科を絞るのにちょうどいいのです。

で、これはたぶんエダシャクの仲間。
エダシャクって言えば、シャクトリ虫系の幼虫なのかな。

しかし、種のリストを見るとなんと905種類もある一大科のよう。

うう。

が、成虫蛾像一覧をたどると意外とあっさり発見。

クロズウスキエダシャク(シャクガ科)ですね。
食草に、ウワミズザクラとクヌギが入っているので、近所の雑木林から来たのかな。


蛾を撮影していたらハエトリグモもやって来た。



白い眉が一文字。マミジロハエトリですね。


朝からもろもろ縁起がいい感じです。



キタマゴタケにみるキノコの同定の限界

2013年10月16日 | 生き物
タイミングの問題か、意外とキノコ祭りにならない近所の雑木林ですが、
たまにキノコの同定でお世話になる「三十九さんの部屋」で驚愕の記事を見つけました。

ウチの近所にもよく生えるキタマゴタケの関するものです。



今年見たキタマゴタケたち。

さて、このキノコ、三十九さんの部屋の記事『いわゆる「キタマゴタケ」』よると、
なんと、以下の3種類がまざっているのだそう。

タマゴタケの黄色型
キタマゴタケ
チャタマゴタケ黄色型


詳しくは三十九さんの記事を読んでいただくとして、まぁ、記載の混乱とか、
そもそもの同定の難しさとかが混ざって、なんだかやっかいです。

キノコ図鑑を見ると、だいたい「本当は掲載腫の2、3倍はある」というようなことが書いてあって、
それは、誰も見たことがない新種が2、3倍あるということではなく、
同じ種類に見えるキノコをちゃんと研究すると、2、3種混ざっている…ということなのですね。

このキタマゴタケもそういうことで少なくとも3種類が混ざっていて、
外見だけでは同定ができないという……。

最近読んだこの本の世界だ。。。



『自然を名づける なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか』(キャロル・キサク・ヨーン/三中信宏訳/NTT出版)。
長い間、人間が五感を使って、いわゆる「本能」で分類してきた生物分類の世界で、
DNAによる分類が強烈な違和感を与えているという話。

キノコの場合は胞子を見れば分かるかも知れませんが、
それも人間の五感では分からない領域です。

ああ、こうなるとキノコはふつうにはまったく同定できない生物群ということですね。






ぶら下がる蛾

2013年10月15日 | 生き物
台風が来ますね。

昨日は、カヤネズミを探して(正確にはその球巣)河原をウロウロしていたわけですが、そのときに変なものを見つけました。



なんかぶら下がってる……。
最初は枯れ葉かと思ったのですが、これは蛾だ!



かわいい!!

カッとつかまってる! 2本の前脚でつかまってる!



腕がたくましい!?

風に揺られても、ずっとぷらぷらとぶら下がっていました。
20~30分、カヤネズミを探して戻ったら、当然、まだぶら下がっていました。

いやー、かわいい。


帰ってから『日本の昆虫1400』を開くもののよく分からず。
シャチホコガのたぐいかなあ。

いつもの【みんなで作る日本産蛾類図鑑】で、シャチホコガあたりを見るが、
種数も多くて太刀打ちできず。

そうそうに「新・蛾像掲示板」(「がぞう」ってだじゃれに今、気がついた)におたずねする。

なんと、早々に回答をいただく。


コウモリガ(コウモリガ科)!


おおっ、確かに!

卵は飛びながら散布する」という解説が気になりますね。
一般には害虫扱いなのですね。

ぷらぷらぶら下がるのが「コウモリ」の名の由来なんでしょうか?
逆さまじゃないけど。

自転車に乗ってカヤネズミを探しにいく。

2013年10月14日 | 生き物
三連休。毎度なのですが、だらりと過ぎてしまうので、
最終日の月曜日は、朝から自転車に乗って多摩川にカヤネズミを探しにいきました。

去年の11月下旬に探しに行ったところに、えっちらおっちら自転車で。運動不足だし。
カヤネズミも、秋の繁殖シーズン真っ盛りではと思ったのです。




福生あたり。
家を8時過ぎに出て、結局2時間かかりました。
距離にして、片道27kmぐらい。自転車でいちばん遠くまできたかも。
疲れた。帰りが厳しいなあ。

河原で朝ご飯のおにぎりを食べて探索開始です。



まだまだ夏草模様です。



うーん。。。球巣が見つからん。。。
繁殖期真っ盛りだとは言っても、草もまだ元気でやっかいだよなあ。。。
無理に突っ込むのもディスターブになるしなあ。。。



これはオギだよねえ?


去年は、センダングサのチクチク地獄だったけど、
今はまだ花の時期で、実はそれほどでもないのが助かるのですが。

しばらく球巣を探すものの、濃密なオギ原に太刀打ちできず、
2時間ぐらい探して、徐々に下り始める。

うーん、ここまで来てハズシか?


昭島あたりでも何カ所か河原の草原に入る。



うーん、、、午後も1時も過ぎたしそろそろ帰るか……と思ったときに、
オギに違和感を覚えました。



んんっ?



球巣だ!!

ついつい2メートルぐらいまで近づいてしまったので、そっと距離を置く。



環境的には、すぐ後ろは何本か木が生えていて、オギ原が広がっているわけでもない。

双眼鏡で、球巣やその周辺、オギの根元を丹念に見る。
足元は膝下ぐらいの草地でしゃがめないので、ただひたすらに立って観察をする。


10分、20分…なにごともなし。

風で、ザザーとオギが倒れるように揺れ、球巣も揺れる。
中のカヤネズミもたいへんだなあ(いるのかどうかわからないけど)。


エナガの群れが後ろの樹木でなにか捕っている。

モズが高鳴きをしては、そのあとクチュクチュと小声で、
なにかの言い訳のようにオオヨシキリの鳴き真似をしている。


1時間たった。


虫の音だけが聞こえる。河原の誰も来ない一角。




1時間半たった。

ああ、もう帰らないと、明るいうちに家に着かないな。。。



望遠レンズで球巣をもう一回撮って、そーっとその場を後にしました。


また来ようっと。今度は車かな。


途中でラーメン食べて、よろよろと川を下り(逆風だった!)、
自宅着は17時でした。ぐったりです。



地味なセセリのあれ

2013年10月13日 | 生き物
ブログをやっていて、とくにアクセス解析を申し込んでいないので、
理由は分からないけれど、妙にアクセスが多いエントリーがあります。

セセリも地味だ…
イブもおっさんひとり登山が多い

この2本。理由はまったく不明です。

あきらかに記事の中身ではなく、
なにかのアクセスのキーワードに引っかかってるのだと思います。

「地味なセセリ」の中でいったいどんなワードが??

まぁ、いいですが。。。
で、まぁ、地味なセセリの話ですが、
これぞイチモンジセセリというのを見ました。



識別のポイントは後翅の白斑の並び方。



白斑一直線。留まっているのもイネ科。



たしかにイチモンジセセリですね。


シリアゲ

2013年10月13日 | 生き物
日曜は、山に行こうと思ったのだけれど、ちょっとバタバタして行けずじまい。。。

天気がいいので、久しぶりに浄水場の裏の雑木林に行こうと思ったけれど、
とてつもないヤブにあえなく断念…。

クズとかタケニグサのヤブをこいでいたら、シリアゲを発見。
はじめて見るけど、すぐにシリアゲと分かった。
ふふ、少しは「昆虫力」があがってる??



尻尾の先(正確には腹端というらしい)を見ると、
ハサミがないのでメスのようだ。





ガスマスクをかぶったような顔がかっこいい。



いやー、ちょっと禍々しくてかっこいい。。


愛読書の『日本の昆虫1400』(文一総合出版)を見ると、
ヤマトシリアゲに似ているけれど分類は難しいみたい。
とくにメスは困難らしい。

オスは餌のそばでフェロモンを出してメスを待ち,近づいてきたメスに餌を渡して交尾する

ほほう。そういうの見てみたいな。

唾液をメスに与える行動も種類によってはあるらしい……。
なんだろう、それは?

形も生態も不思議なヤツだな。。。


それは暗号か……

2013年10月12日 | 生き物
近所の雑木林に行ったら、妙にこれが落ちていました。





エゴノキの葉っぱに付いたものたち。虫こぶですね。
ちょっときもいな。



アップにするときもさが薄まる。

エゴノキハヒラタマルフシって、長いよ。なにかの暗号のようだ。
ハエが卵を産んでこの中で幼虫が大きくなるんだっけ???