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晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

『少子』

2008年10月05日 | 
以前、酒井順子さんの『自意識過剰!』を紹介したときに、keikomaさんからご推薦を受けた『少子』(講談社文庫)を読みました。



すでに本棚にあったことだけあって、少し読んでましたね。

あいかわらずですね。酒井順子。下手したらバッシングの嵐では(そういうことがあったのかもしれませんが)。

テーマがテーマだけに男子のわたくしにとっては「そうそう、あるある!」といういつもの酒井順子式カタルシスはそれほど多くありませんでした。

でも、このテーマ、うちも子供なしなので、じつはそれほど「あるある」がないと言いつつ、男側の「欲しくない理由」にも通じるものがあったのは事実です。

「愛せないかもしれない」

それは考えたことがありますね。だから、うちが子供を作らないわけではないのですが……。

個人的に一番ウケたのが、「マニトウ」の話。背中から子供が生まれる恐怖映画。さすが酒井順子、同世代だ。テレビで見て、すごいインパクトを受けたのをよく覚えています。だからといって、指の股から子供を産めないのかっていう発想がすごいな。

酒井順子の冷静な妄想力はどこまでいくのだ。