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ロメオとジュリエット/新国立劇場バレエ10-11

2011-07-09 | バレエ
ロメオとジュリエット/新国立劇場バレエ10-11

振付:マクミラン、指揮:大井剛史
曲:プロコフィエフ、演奏:東京フィル
出演:
ジュリエット:リアン・ベンジャミン
ロメオ:セザール・モラレス
マキューシオ:福田圭吾、ティボルト:輪島拓也
ベンヴォーリオ:菅野英男

ロイヤルバレエのリアン・ベンジャミンは安定した高速パドブレで快活なジュリエットを表現していた。パリスの求婚に答える、長いバックのパドブレは彼女のためらいを表しているようだった。足の踊りで主人公の気持ちが表現されている。リアンのトウは先の細い尖った印象で舞台の上を強く細かく動く。見たことは無いけれども、それはあたかも半導体ウエハー上の2本のプローブのようで、機械仕掛けのよう。活力にあふれキレが良く、てきぱきとしていて、そして踊るのが楽しそう。元気が良い。

モラレスはとても正直そうでまじめな感じ。チリ出身だそうだけれども東洋系にも見える。バーミンガムロイヤルバレエ所属。福田はまじめで快活なマキューシオだった。始終笑顔で印象の良いマキューシオ。踊りは軽快で爽快。輪島は重厚なティボルトだった。キャピュレット夫人のティボルトの死に対する嘆きの表現は、音楽の重厚さとあいまって迫力があった。キャピュレット夫人は湯川麻美子。

11.06.26 新国立劇場


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