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シンデレラ/新国立劇場バレエ10-11

2010-12-20 | バレエ
シンデレラ/新国立劇場バレエ10-11

振付:アシュトン、指揮:デビッド・ガルフォース
曲:プロコフィエフ、演奏:東京フィル
出演:シンデレラ:長田佳世、王子:福岡雄大、仙女:湯川麻美子
   義理の姉:マイレン・トレウバエフ、堀登

義理の姉妹は、最初はやや控えめで、だんだん調子が上がって最後はノリノリの感じ。カーテンコールでは2人で腕組んでスキップで舞台上を横断して来て、会場の盛大な拍手が手拍子に変わった。

湯川麻美子の仙女が上品で柔らかく美しく優しい。やや薄水色がかった半透明な印象のきらきらしたロマンティックチュチュで背が高い。狭い両足のつま先だった姿勢で小刻みにつま先を動かして移動するパドブレ、宙に浮いているよう。シンデレラもパドブレが多かったように思う。その姿勢で階段を降りるのは大変なんだろう。シンデレラの長田佳世は最後のパドドゥをめいっぱいの姿勢で、できるだけ静止時間が長くなるように気合を入れて頑張っていた。2幕目の舞台を円形に回るマネージュでは終わる前から大拍手だった。王子は大きくて真面目な印象だった。道化のグリゴリー・バリノフはキレの良い、はきはきした踊りで小気味良かった。仙女と踊るコールドバレエが美しくきびきびしていた。薄水色のトーン。四季の精の中では春の丸尾孝子が元気が良かった。春のそういう振り付けに合っていた。

美術は美しくキラキラしている。薄い青や緑が基調のほんわかしたイルミネーション。イリュージョン。

観客には子供が多く、フロアには子供向けのイベントが幾つか用意されていた。

10.12.05 新国立劇場


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