ランメルモールのルチア/MET10-11舞台撮影
作曲:ドニゼッティ
演出:メアリー・ジマーマン
指揮:パトリック・サマーズ
出演:ルチア:ナタリー・デセイ
エドガルド:ジョセフ・カレーヤ
エンリーコ:ルードヴィック・テジエ
狂乱の場のルチアとフルートとの2重奏はデッセイの声がフルートのようにも思えて、ここはフルートによる2重奏という趣き。そもそもこのアリアではフルートがだいぶ活躍しているようだ。引き続くカデンツァではデッセイの思うがままのコロラトゥーラが舞台を自由自在に駆け巡り、ルチアの狂気を陽気に快活に表現する。アルトゥーロの真っ赤な血の付いた白のウェディングドレスが似合う。
最後に幽霊になって出て来るデッセイは、まるで毒を含んで鈍く白く輝く宝石のように美しい。ゆっくりとした所作がルチアの強烈な執念と怨念を表す。幕切れのこの場面と、ルチアが1人幕の外にとり残される2幕目幕切れの演出は特別に良い。
エドガルドのカレーヤは良い声で素直な感じだった。エンリーコのテジエは迫力のある声量で、陰湿な感じの芝居、デッセイの拒否的な芝居と良く合っていた。ライモンド役のクワンチュル・ユンの声も良く通るバスで印象に残った。
11.07.03 109シネマズ川崎
作曲:ドニゼッティ
演出:メアリー・ジマーマン
指揮:パトリック・サマーズ
出演:ルチア:ナタリー・デセイ
エドガルド:ジョセフ・カレーヤ
エンリーコ:ルードヴィック・テジエ
狂乱の場のルチアとフルートとの2重奏はデッセイの声がフルートのようにも思えて、ここはフルートによる2重奏という趣き。そもそもこのアリアではフルートがだいぶ活躍しているようだ。引き続くカデンツァではデッセイの思うがままのコロラトゥーラが舞台を自由自在に駆け巡り、ルチアの狂気を陽気に快活に表現する。アルトゥーロの真っ赤な血の付いた白のウェディングドレスが似合う。
最後に幽霊になって出て来るデッセイは、まるで毒を含んで鈍く白く輝く宝石のように美しい。ゆっくりとした所作がルチアの強烈な執念と怨念を表す。幕切れのこの場面と、ルチアが1人幕の外にとり残される2幕目幕切れの演出は特別に良い。
エドガルドのカレーヤは良い声で素直な感じだった。エンリーコのテジエは迫力のある声量で、陰湿な感じの芝居、デッセイの拒否的な芝居と良く合っていた。ライモンド役のクワンチュル・ユンの声も良く通るバスで印象に残った。
11.07.03 109シネマズ川崎
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