マレーシア マイセカンドホーム  -シニア世代の海外ロングステイ-

マレーシアにロングステイする”マレーシアマイセカンドホームプログラム”の情報と解説のブログ。最新更新 2017年4月

クアラルンプール圏のLRT電車の延長路線が全面オープンすることによる波及効果は大きい

2016年06月06日 | マレーシア生活の案内と知識

当ブログの2015年8月の記事 『クアラルンプール圏で建設中の新しいMRT電車路線及びLRT電車の路線延長によって居住選択範囲が大いに広がる』 をまずご覧ください。
MRT電車に関しては、『クアラルンプール圏の新しい電車路線 MRT の2017年開通が近づき、新駅周辺で進む開発の様子の一例』 という記事を2016年3月に掲載しました。
そこで今回はLRT 電車の路線延長の例をあげておきます。

【LRT電車の路線延長は両側の終点駅から行われてきた】

路線延長は具体的には2つの路線で進行しており、1つは Sri Petaling 路線のSri Petaling 駅から新設の Putra Heights 駅までの延長、もう1つは Kelana Jaya 路線の Kelana Jaya 駅から新設の Putra Heights 駅までの延長です。つまり2つの延長路線がPutra Heights 駅で接続されることで、Sri Petaling 路線とKelana Jaya 路線がループ状につながることになる。予定としては竣工は2016年6月か7月になるそうです。

新設駅名を示している LRT電車路線図


路線延長区間はこれまでまったく電車路線がなかった地区ばかりを通るので、その電車効果は相当なものになることが予想されます。(唯一の例外は、路線延長区間が KTM Komuter 電車と一か所で交差する、その交差地点にある双方のSubanjaya 駅で乗り換えが可能になる)。路線延長区間を走行する電車は、従来型の車輛ではなく、新たに購入した新型電車が使われている、次の写真です。

新型のLRT電車
 

Sri Petaling 路線のSri Petaling 駅からの路線延長は進捗が進んでおり、2015年10月末の Kinrara BK5 駅までの完成区間の運行開始に続いて、2016年3月末にはさらに Bandar Putri 駅まで運行が始まった(下の画像はそれを広報するポスターをスキャンした画像)。Putra Heights 駅まであと少しという段階です。

新規オープン区間を知らせるポスター


【3年前に当ブログで写真を掲載した地区の3年後の変貌した姿】

Intraasia は Bandar Putri 駅までの新規オープン区間を早速2016年4月に乗りました。この区間に建設された駅の中で、駅一帯の開発度がより高く且つ人口がとりわけ多い駅が2つある。その内の1つである Pusat Bandar Puchong 駅で下車して周辺の写真を撮りましたので、この場に掲載します。

実はこの Pusat Bandar Puchongという地区は、当ブログで連載してきた 『クアラルンプール圏の住宅写真と地図の連載』で取材して載せた数多い地区の1つです。 まず2013年2月掲載の 『クアラルンプール圏の住宅写真と地図シリーズの開始』 をクリックしてください。
そのページに載っている写真のタイトル部分 ”シリーズ 第1回” をクリックすると、地図と住宅写真から成るPicasa ウエブアルバムが立ち上がります。

55枚載せている写真の上から第6列と第7列が Pusat Bandar Puchong地区で撮った写真です。2013年2月当時はLRT 路線延長のための基礎工事さえ始まっていなかった。それが3年後には駅舎も線路も完成して、既に電車が走っているのです。 

Pusat Bandar Puchong 駅の写真2枚
 

ハイウエー交通は、写真のようにたいへん盛んであり、また良くできているけど、公共交通としては乗り合いバス便だけでしかもきちんとしたバス停がないのが、当時の状態でした。
3年後写真のような立派な駅舎ができたことで、公共交通利用者の足の便利さと快適さが劇的に向上したわけです。

駅の脇を通るハイウエーの写真
 

Pusat Bandar Puchong 駅の横には大スーパーマーケットチェーンの1つである TESCO があり(下の写真)、IOI Puchong Jaya 駅至近には Aeonが入居するIOI(アイオーアイと発音)ショッピングセンターがある。

Pusat Bandar Puchong 駅と地域とその隣駅である IOI Puchong Jaya駅の地域は、商業面と住居面で今後も人気を増しより賑やかになっていくことでしょう。

Pusat Bandar Puchong 駅周辺に建つコンドミニアム
 

クアラルンプール郊外の急速発展と人気の地区でありながら、非自家用車族には、決して便利ではなかった Puchong地区の便利度が飛躍的に増すことは、これから住もう、住む選択肢に入れようという方には、大いに朗報となることでしょう。




最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
大変参考になりました (dabo_gc)
2016-08-04 07:59:15
いつも貴重な、そして細かく正確な情報を有難うございます。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。