狸  森  日  記

                 ムジナnoモリnoクラシカタ

相応しい

2008-05-12 00:54:54 | ひとりごと



「彼女は僕に相応しい相手」・・などと言うように「相応しい」と
いう言葉は使われます。その「相応しい」という言葉を辞書で調べ
てみると「似つかわしい。つり合っている」と書かれています。


若いときには余り考えたことがない言葉です。
僕の両親が結婚する時の話を、一度聞いたことがあります。
「結婚当日まで顔すら見たことがなかった」と、言っていました。
昔はみなこんなものだったのでしょう。


結婚し同じ家に住み、寝食を共にすることによって、はじめて
夫婦としての形が出来て行ったのでしょうね。相応しい相手か
どうか、事前に、斟酌することも出来なかったようです。


今は、それからすると、婚前交渉もあり、同棲だって出来る時代で
結婚するまでに、お互いの事を知る事が出来、その過程で、お互いが
「相応しい」相手か否か、見極めることが出来ます。


しかしながら、そういう時代で有るにも拘わらず離婚率は30㌫と
高い水準となっています。3組に1組は離婚する・・・という結果です


僕が思うに「相応しい相手」とは考えても、相手に対して「相応しい」
人間になろうとしていないのではないかと・・・。


恋愛時代と違い、結婚生活には「日常」という、厄介な時間か伴う
のです。何せ、朝起きて寝るまで総ての時間が、一緒なのですから
寝言も言えば鼾もかくでしょう。トイレだって自由ではなくなります


炊事洗濯掃除、総てをこなす、平凡で変化のない日常生活が待って
います。その中で、普段は妻・夫を演じ、夜には恋人を演じていか
なくては結婚生活は成り立ちません。


労りと思い遣り、協調して調和する事が大事でしょう。
お互いがお互いに取って「相応しい相手になる努力」が大事です。



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