狸  森  日  記

                 ムジナnoモリnoクラシカタ

2011-05-19 04:40:38 | 暮らし



過日行きつけのスーパーでのこと
何時ものように手押し車に籠を載せ、玄関を入ると雀の雛の鳴き声が
聞こえてきた。店員さんが二人、小さな籠を持っていて、棚の隙間を
見つめていた。鳴き声はその隙間から聞こえていた。

この時期、一番雛が巣立ちをする頃で、子供の頃には、早朝麦畑や
草むらを探すと、朝露に羽を濡らして飛べない雛が居て、手で捕まえた
今時そういう遊びをする子供はいないし、第一麦畑や雑草が生えている
場所すら少ない。

多分、二人の店員さんは雛を捕まえて、外に出してあげよう・・・として
いたのだと思う。雛の捕獲は店員さんに任せて、カミサンと買い物を
始めたら、丁度、ジャガイモが載ったそのワゴンの横桟に、僕らの方に
おしりを向けて雛がとまった。



初めは、店員さんに任せよう・・・そう思ったのだが、童心に返って
「捕まえてやろう」と思った。雛は、僕が手を伸ばせばかろうじて届く
所に居た。一寸間雛の様子を窺って、そーっと手を伸ばして素早く
尻尾を指で挟んだ。雛はバタバタと逃れようとしたが、やがて僕も手の
平の中に納まった。

手の中で暴れる雛の感覚、実に懐かしかった
その時の僕の顔は、きっと得意げだったに違いない。雛を店員さんに託し
買い物を済ませて帰宅した。近くの公園に放つ・・・と言っていたから、
きっと母鳥が待つ住処へ戻る事が出来ただろう・・・



写真は、粕屋町駕与丁公園で撮って来た薔薇の花です
盛りは過ぎたようですが、まだまだ綺麗でした。粕屋に住む友人から
誘いがかかり、18日に行って来ました。取り敢えず3枚だけUPしました
後は、おいおいと・・・

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