狸  森  日  記

                 ムジナnoモリnoクラシカタ

二年越し・・で

2006-05-07 01:19:53 | 花造り
白花月見草・・が咲いた(5/5)

昨年3月に播種してその年の秋の開花を楽しみにしていた
白花月見草が、二年越しで、5日の夕方花を開き初めた。

昨年の秋成長が著しく遅く花芽も付けずに冬を迎えて
半ば枯れかかった白花月見草。カミサンは廃棄すればと
言うし、僕自身もそうしようかと思った。

生来のズボラな性格で暫く放っておいた。か弱く薄い葉は
段々弱って枯れ始め、僕は「このまま枯れてしまうな」と
そのときはそう思った。

プランターも必要に迫られているわけでもないし、どうせ隅に
置いておく訳で、枯れかかる葉を見ながらも放置していた。

2月の初めに雪が降り鉢も花も雪に覆われて真っ白になった。
2,3日経って雪も解け、僕は雪の重みで折れてるものはないかと
そればかりが気がかりだったが、折れているものはなく
やれやれと安堵して、隅に放置されていた白花月見草を調べて
みた、多分枯れてしまったと思っていた。

見て驚いた、と、同時に植物の生命力を改めて感じさせられた。
なんと、枯れた葉の下から新しい葉が芽吹いていた。
「生き残るかも知れない」僕は嬉しくなってお湯を混ぜて
液肥をつくり葉の周りに施し、置肥をいれた。

3月、4月と低温傾向で茎の成長も葉の茂り悪かったが、4月も
末頃から急成長を初め、蕾を付け始めた。
どうせ咲くのは秋。そう思っていた。

5月に入ると日一日と蕾は膨らみ、もしかしたら咲くのかな、と
期待をしていたら、とうとう5日の夕方花を開き始めた。
夕食後花を見に行ったカミサンが「咲いたよ~」と叫んでいた。
二年越しの「白花月見草」花茎は約6cm程で純白の綺麗な
花が夕闇の中、高貴な香りを放って見事に咲いていた。

捨てなくて良かった。本当にそう思った。
白花月見草に・・
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「原産地・・北米」



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