狸  森  日  記

                 ムジナnoモリnoクラシカタ

エアポート

2009-02-15 01:08:17 | ひとりごと

久し振りで空港へ行った
旅立つ人、帰ってきた人、見送る人・・etc
雑多に行き交う人混みを掻き分けて2階の出発ロビーへ

・・と、此処まで書くと「誰かの見送り」かと、思われそうだが
実は、そうではない。


子供の頃は「板付」と言えばこの空港の事だった。米軍が占拠して
いたときから知っているが、自宅から爆撃機の離発着が見えていた
稲城の交差点が有る辺りには、カービン銃を手にした兵士が立って
いた。


その当時の改札口は、今の第一ターミナルの南端辺りにあって、JRの
改札口みたいな物が2個ほど有ったが木で作られていた。
子供の頃用事もない空港へ何故行ったか・・というと、近所に頭の良い
子がいて(勿論僕よりか上だった)その人が、招待飛行で飛行機に乗る
・・という事になったからで、人参町(今の代々木ゼミ辺り)から友達
同士で歩いて見に来たのだった。


あの辺りから空港までは約4Km程で、子供の足では1時間以上はかかっ
た事だと思う。当時は大らかなもので、飛行機に乗らない僕たちまで
待機している飛行機の側まで入れてくれた。


飛行機に乗る頭のいい子はそっちのけで、初めて近くで見る飛行機の
方が気になって回りをグルグル回っていたのを思い出す。


そんな空港も今は第三ターミナルまで出来、国際線ターミナルも空港の
西側に作られている。憧れの飛行機に初めて乗ったのは、それから20年
も後の事になる。歌にも唄われたボーイング727で羽田から福岡まで
1時間半だった。今にして思えばそれらの総てが懐かしい。


話を元に戻そう。
出発ロビーに行ったのは、売店近くの特設売り場で売られている「牡蠣」
を買いに行ったのです。福岡県の東の端の大分との県境近くに「豊前」と
いう所が有って、その海でとれる「豊前一粒牡蠣」を買いに来たのです。


6年程前に、一度食べたことが有るのですが、蛎殻は小さいのですが中の
身は実に大きくて、よって「一粒牡蠣」と言うのでしょうが、空港で何日間
か、売っている・・・と聞いたからです。



値段は少々高い・・とは思いましたが、断熱材のパックに入った物を
2個買い求めてきました。夕飯時に酒蒸しにしていただきましたが、期待
通り、実に旨かったです。


エアポートで牡蠣を買う・・・時代ですね~。

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