起きて6時間が経とうとしているのに、未だに記憶が
戻らない。最後の店を出た事までは覚えているが、多分
タクシーで帰宅したのだろう、朝起きて確認したら鍵は
きちんと閉めていた。
ガチャン・・と、何か言って電話を切った、そのまま
寝込んで気が付いたら5時半AMだった。メールを読む。
えっ・・何を言ったんだ。記憶が途切れたままだ。
顔を洗い歯を磨きに洗面所へいく。鏡で自分の顔を見るのが
怖かった。惨めな顔をしているのだろう・・・と。
我ながら情けない間抜けな顔だった。これまで生きてきた
という、自信すら消えてしまっていた。**に会わせる顔が
ない・・というより「さようなら」と言われたから、会うこ
とも無くなった。総てをあの電話で台無しにしたのだ。
何を言ったのか、記憶がないからよけいに辛い。
起きて暫く経って、携帯を調べてみたら、**からのメール
を読んだ後で電話をかけている事だけは確認できた。
集金袋から残金を机の上に並べていた。
一枚余ったはずの前売りが無くなっていた。
財布も小銭入れもきちんと机の上に有った。
人には「面の皮の千枚張り」で生きて行かなくては・・と
こういう失敗をした人に言って慰め励ましたが、自分自身に
自らそれを言わなくてはならない事になるとは、情けなく
恥ずかしいことだ。
鬼門の方角への出張を前に、苦しめる結果となってしまった
「結局、そこへいくのね」との、唯一の手がかりから推考
すると、飲み会の席の事を酷い言葉で言ったのだろうか?
何を言ったか知りたいが、今更知ってどうなるものか・・
It is no use crying over spilt milk !
覆水盆に返らず・・である。
来るはずがないメールが来ていた。返事が来ただけでも
嬉しかった。内容は読んでいて辛いものだったが、自らが
招いた事である。「さようなら」は僕が先に言ったのだと
解った。
そんなこと、考えた事もないが、卑怯だと言われても記憶は
蘇らない。酷く傷つけてしまった、済まなかった。
ゴメン
メール有り難う
嬉しい
の返信をした。返事をくれたことが嬉しかった。
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