狸  森  日  記

                 ムジナnoモリnoクラシカタ

終わりの・・・言葉

2006-12-15 00:20:07 | ひとりごと



時々で、昨日よりは寒かった。

12日の忘年会の夜が「豊臣秀吉」の最終回だったので、録画予約をして
いました。それを今まで観ていたところです。今回の「豊臣秀吉」は
史実と違う部分もあり、娯楽番組として観ていましたが、終わりに
秀吉の「辞世の句」が流れていましたので書き写しました。


  つゆとをち  つゆときへにし  わがみかな
     
      なにわの事も   ゆめの又ゆめ

書き写した通りに書きましたが、コレが正しいのか否か、僕には
判りません。で、調べてみました、あるある、漢字だったり平仮名だったり
字句が違っていたり、それでも、この秀吉の「辞世の句」は何度も観たり聞い
たりしていますが、僕にはどれが本当の「辞世の句」か判りません。


「辞世の句」を調べていて、気になるものを見つけました。
一つは無名の商家の娘のもので、年代も不明だそうですが

 「死ぬる身の教えなきとも迷うまじ 元来し道をすぐに帰れば」


もう一つは、乞食女(1672没)とあります。
(京都三条橋の下で20歳あまりの乞食女の遺体が発見された。
 死因は自害で、かたらわには辞世の句が残されていた。)

 「ながらえばありつる程の浮世ぞと 思えば残る言の葉もなし」

と。どちらも教養の深さを感じますが、これだけの教養を備えても尚
生きていけない事情と厳しさが有ったのでしょうね。


「フリーターとかニート」とかいう言葉が紙面やTVの画面を賑わせて
いますが、複雑になった現代に馴染まない人が増えているのでしょう。
食うために働く・・時代とは、違いますからね、現代は、複雑怪奇です。


写真は、コレも「複雑怪奇?」秋の花が冬の今も
綺麗に咲き誇っています。【紫紺野牡丹】12月14日撮影









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