暗い記事が続いたので、ここらで違う事を書くことにします。
「玄海鍋」という料理法が有ります。かれこれ30年程前に家族で出掛けた
波戸岬に「国民宿舎・波戸岬」という宿泊施設があり（今も現存）そこで
昼食を頂いたときのメニューに「玄海鍋」というのが有ったのです。
このメニューが今も有るかどうかは、判りません。波戸岬には行きますが
今は、宿で食事をすることが無いからです。その鍋の中には、魚介類と
キャベツにタマネギとワカメが入っていました。鍋と言っても汁気が多く
有る鍋では有りません。野菜から出る水分だけ・・・でした。味付けはバター
で、ポン酢で頂くのですが、これが実に美味かったのです。
以来、我が家のご馳走になりました。春野菜が出る今頃、冬の寒い時期、
季節に関係なく「何が食べたい？」と言うと「玄海鍋」が、我が家の決まり
でした。そのメニューが夕食に、久し振りに出て来ました。
今の季節タマネギもキャベツもワカメも、柔らかくて美味しい時期です
魚類は、刺身に取った残りの耳とか足と鮭です。コレをすき焼き鍋に一杯
入れて蓋をして空焼きします。野菜から出た水分で焦げ付くことは有りませ
んが、仕上げにバターを入れ、今度は少し焦がします。満遍なくバターが
回り、タマネギとバターの焦げる匂いが立ったら出来上がりです。
お魚類は何でも良いのです。冬だったら鱈も良いですね。牡蛎を入れても
アサリを入れても、何でも美味しいです。
出来上がったら小皿に取りポン酢をかけて頂きます。コレが実に美味しい
んですよ。野菜も熱を加えると沢山食べられますからね～。中でも一番先
に無くなるのは「タマネギとワカメ」です。
久し振りに、お腹一杯美味しい野菜を食べました。ご飯は相変わらず「お粥」
です。胃の事もありますが、血糖値・・・の心配がありますから、小食に徹して
居ますがね・・・。でも、一向に痩せません。薬のせいも有るのでしょう。
僕の得意料理に「フォイル焼き」が有りますが、それは、またの機会に
書くことにします。