狸  森  日  記

                 ムジナnoモリnoクラシカタ

トラウマ

2010-03-06 16:26:31 | ひとりごと


ハイチやチリの大地震のニュースを聞くたびに5年前の福岡県西方沖地震
を思い出す。忘れもしない3月20日春分の日(彼岸の中日)だった。午前
10時53分40秒、墓参りを終えてガソリンスタンドで給油中の出来事だった。


初めは「スタンドの店員の悪戯?」かと思っていましたが、車の揺れ方が
違う、車中から外を見たら電柱が今にも折れそうな勢いで揺れている、
見上げると、スタンドのキャノピーも激しく揺れていた。構造上、キャノ
ピーは1本柱の片持梁が殆どで、これ以上揺れたら柱が折れるかも知れない
・・・そう思い車から外に出た。


給油中のガソリンへの引火を恐れたが,揺れは程なく治まって大事には至ら
なかった。スタンドを出て自宅への帰り道、被害の大きさに、改めて地震の
怖さを知らされました。


自宅での被害は最小で済み、やっとひと心地着いたのを覚えています。
その時の地震では車の中に居たためか、さほど人体に感じる揺れを体感せず
にいました。それから丁度一ヶ月後の4月20日午前6時11分頃に再び大きな
揺れが起きました。丁度起床して、2階の自室の机でコーヒーを飲んでいる
時で、机に広げていた本などが床に落ち、引き出しは独りでに開いて今にも
倒れてしまいそうでした。


台所の方からは、ガラスやお茶碗の割れる音が・・・
カミサンが慌てて起き出してきました。このとき真実、地震の怖さを体感
しました。その事が、今もトラウマになっています。地震は,怖いです。
「福岡は地震がない」と、信じていましたからね。

家が壊れる・・・その時は、地震の恐怖の中で、そう思いましたよ。


被災地の人達が、1日でも早く普段の生活に戻られるよう支援をして
いかなければなりませんね。